長谷川義史絵本ライブ -いいからいいから-(子ども社会専攻)

Posted on 2011.07.08

長谷川義史絵本ライブ -いいからいいから-

6/25(土)、晴天の下、立命館大学衣笠キャンパスに於いて、
子ども社会専攻企画『長谷川義史絵本ライブ-いいからいいから-』
を開催しました。

このイベントは、立命館大学産業社会学部主催のもと、
子ども社会専攻教員や学生、小学校教員養成課程サポート
センターが中心となり企画したものです。
また、京都市教育委員会や京都府教育委員会の後援を受けた
イベントであったため、立命館大学学生のみならず、京都市や
近隣の自治体より、親子連れや教育関係者など、500名を超える
方々にご参加いただきました。

 

shashin1.JPG

講演開始前には、子ども社会専攻学生を中心として、
子どもについて学ぶ他専攻や他学部の学生たちも加わって、
子ども達との交流を図る企画を行いました。
しゃぼん玉やスライム作り、長谷川氏の絵本を使ったゲームや
音楽会等、学生が考えたいろいろな企画に、子ども達は歓声を
あげながら楽しんでいました。

 

shashin2.JPG

『長谷川義史絵本ライブ-いいからいいから-』は、
産業社会学部子ども社会専攻長の伊藤隆司教授の挨拶で始まりました。
「今日のイベントのタイトルにもなっている『いいからいいから』
は絵本に登場するおじいちゃんのセリフです。
長谷川氏によると、この言葉は世界を平和にする合言葉だそうです。
家族や歌や食べ物や笑いなど、無くてはならない大切なものが
あふれている長谷川氏の絵本の世界をたっぷりと味わってください」
とお話いただきました。

長谷川氏の講演は、「絵本ライブ」というタイトルがぴったりの、
にぎやかで楽しいものとなりました。模造紙に即興で絵を
描きながらストーリーを完成させる「ライブ紙芝居」では、
思いもよらない方向に話が進むにつれて、会場は大きな笑いに
包まれました。また、最新刊の『しげちゃん』(金の星社)や
代表作の『いいからいいから』(絵本館)などの自作朗読は、
作者ならでは独特の声色や表現もあって、作品をいっそう身近に
感じることができました。
そのほか、「京都うまいもんのうた」の歌詞とふりつけを
客席と一体になって作り上げたり、「じゃがいもポテトくん」
などの歌やウクレレ演奏もあり、笑ったり歌ったりしているうちに、
時の経つのを忘れてしまうほどでした。
子どもたちばかりでなく、会場全体が長谷川氏のライブに夢中に
なり、長谷川氏のあたたかい絵本を通して、豊かな人間発達に
とって必要な環境とは何かということを改めて感じることが
できたように思います。

 

shashin3.JPG shashin4.JPG

 

最後に、絵本ライブ実行委員長の青木理紗さん
(産業社会学部子ども社会専攻3回生)が、「今日の会場が
あたたかい気持ちと笑いで包まれたように、被災地の方々も
早く心から笑える日が来ることを願い、私たちに出来ることを
探し支援していきたい。」と閉会の挨拶を述べ、
イベントを締めくくりました。

 

 

 

このページの上部へ