前期セメスター最終日となる8月3日(水)、
スポーツ社会専攻に所属する3、4回生のゼミが
中心となり、スポーツ社会専攻ゼミ間の交流を深め、
各ゼミ間の情報共有を図ることと研究や活動に
関する発表、討論を通じて、学習の発展と深化に
努めるという目標の下、第1回スポーツ社会専攻
ゼミ合同研究発表会・交流会が開催されました。
専攻長を務める権先生の「学問の力で社会を一歩、
二歩でも前進させたいという信念の下私は研究者を
やっている。皆さんにもスポーツを通じて社会を
よりよくする共同作業に是非加わって頂きたい。」
という言葉からスタートした合同研究発表会では、
博士課程に在籍する3名の大学院生にもアドバイザー
として参加し研究の発表、講評、質疑応答がなされました。
全体では24組の発表がなされ、その内容は「スポーツと
地域」をテーマとしたJクラブの地域戦略や自転車
都市計画、自主ゼミにおける芝生化活動やスポーツクラブ
運営を取り扱ったもの、「日本社会とスポーツ」を
テーマとしたスポーツとマンガ、スポーツと孤独死、
余暇政策に関するもの、また、動きの美しさを追究した
研究や摂食行動に焦点を当てた研究、震災時のスポーツ
の在り方やスポーツエージェントに焦点を当てた興味深い
内容がいくつもあり、聴講に訪れる1、2回生の姿も多く
見受けられました。
発表会の最後には、市井先生、漆原先生から総評が
述べられ、積極的に質問することの重要性や、「スポーツ
とは何か」ということを改めて考えてみることでその
可能性は広がるという意見が出されました。
合同研究発表会終了後は、交流会が行なわれ今回の
企画・運営に奮闘してくれた各ゼミ長の紹介や各ゼミの
活動紹介、豪華賞品付きビンゴ大会が行なわれました。
交流会では、所属ゼミなど関係なく会話が弾み、
これまであまりなかったゼミ間の交流を深めることが
できたように感じられます。
今回のスポーツ社会専攻ゼミ合同研究発表会・交流会に
参加した4回生の武田悠希さんは、「今回の企画を通じて
これまでにはなかったゼミ間の交流が深まり、
スポーツ社会専攻という枠組みで初めて団結することが
できたと思う。今回のような専攻を上げた企画が今後も
継続されることで、スポーツ社会専攻が学習面だけでなく、
あらゆる面においてより充実した専攻となることを
願っています。」と感想を語っていたように、今回の企画は
大成功のもと幕を下ろしました。
スポーツ社会専攻では後期にも、六大学合同(一橋大学、
中央大学、福島大学等)スポーツ社会学研究会の開催を
企画しており、今後も学習面の質の向上を目指していきます。