卒業後は文学研究科の英米文学専修に進学し、今は外資系航空会社で日本人乗務員として働いています。
三年間の海外生活の中で、英米文学が人の心と心をつなぐ架け橋となる場面が何度もありました。国の違う友人や同僚と、シェイクスピアの戯曲や、愛読書 The Great Gatsby の話で盛り上がったことは一度ではありません。世界中の人々が共通の文学作品によって、心が救われたり、豊かな気持ちになったりしていることは素敵だなと思います。
もうすぐ会社の契約期間が終わるので、その後は英語の教員になりたいと思っています。「当たり前」に囚われることなく、自分の人生を自由に切り開こうとする心は、多くの素晴らしい文学作品に触れ、多様な感性や価値観を学んできたことによって培われたと思っています。大学時代に英米文学と出会ったことで、私の人生は間違いなく豊かになっています。語学としての英語に留まらず、英米文学・文化の面白さや奥深さを伝えられる教員を目指したいです。