From Graduates
卒業生からのメッセージ
“Beyond Borders”その言葉を胸にこれからも闘い続ける
後輩のみなさんへ
Beyond Borders.
私にとっても大切な言葉であり、学生のみなさんにとっても力になる言葉だと思います。学生らしく、そして良い意味で既存の「学生らしい」という概念を超えたご活躍を期待しています。私も、一校友としてみなさんの背中を押せるような人間になれるように精進します。
今 日和さん
(国際関係学部4回生)
今さんの「世界に相撲を広めたい」という小学生の頃からの思いは今も変わらない。そんな彼女が入学時に目標としていたのは、世界一になること、団体で日本一になることだった。大学入学後、1回生で相撲部女子団体日本一に貢献。しかし、2回生になると試合に出場する女子選手は今さん一人に。自分が立命館を背負っていかなければと、知らず知らずのうちにプレッシャーをかけ、辛い時期だったという。必死に相撲に打ち込み、個人タイトルを獲得するようになったものの、世界大会の日本代表には選出されず、悔しさがあふれた。3回生の時には部員も増え、再び団体で日本一に輝くと、個人では3、4回生で2年連続の世界大会準優勝という結果を残した。
競技だけでなく、海外での相撲の指導にも挑戦し、タイで行った相撲部の合宿中に子供たちに相撲を教えたり、1人で3日間ラオスへ行き、子供たちと相撲をとった。「とても楽しんでくれて、改めて相撲はすごい力を持っているんだ、と嬉しくなりました」と振り返る。
卒業後は、実業団で相撲を続けていく。「日本を先頭に相撲を発展させ、オリンピック競技になることが一番の目標。競技者としても世界一を目指します。目指すことで明日につながっていくと思うので」と微笑んだ。
「私は、固定概念に縛られず、自分で可能性を消すことはしたくない、そう思えたのは、立命館大学に来たからです。“Beyond Borders”、その心構えがこれからも絶対に必要だと思うんです」挑戦し続けてきた4年間、常に背中を押してくれた言葉が、これからも彼女の力の源となっていくことだろう。
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後輩のみなさんへ
Beyond Borders.
私にとっても大切な言葉であり、学生のみなさんにとっても力になる言葉だと思います。学生らしく、そして良い意味で既存の「学生らしい」という概念を超えたご活躍を期待しています。私も、一校友としてみなさんの背中を押せるような人間になれるように精進します。
囲碁の世界で、プロ棋士としてさらなる活躍を目指す
後輩のみなさんへ
大学4年間は自由な時間が多く、学業だけでなくいろんなことにチャレンジできます。自由な時間を活用して、行動し、努力して、後悔のない4年間にしてください。
西岡正織さん
(産業社会学部4回生)
2017年4月、日本棋院中部総本部棋士採用試験本戦1位でプロとなった囲碁研究部の西岡さん。2回生からは、プロとしての責任感をもち、囲碁の普及活動にも力を入れるようになったという。地元である和歌山の碁会所や囲碁教室で指導したり、イベントに参加するなど、様々なところで囲碁を教えている。指導の際、初めはうまく言語化できず、思うような指導や解説ができなかったが、より分かりやすく指導できるよう、言語化にも力をいれた。「指導に行くと喜んでくれたり、楽しそうに帰っていく姿をみると嬉しくて」と笑顔をみせた。しかし、学業や対局、普及活動など、両立はとても大変なものだった。囲碁の勉強時間、学業の時間とメリハリをつけ、集中をして取り組むようにしていたという。「周りの支えがあったからこそ両立できました。それに仲間の活躍は刺激になりました」と話す。
そして、2019年6月には、30勝を重ね二段に昇段した。「プロとしての責任感があるから囲碁の普及活動など、積極的に行動できました。そこで活動することで、成長できたと思います」と語る。卒業後は、プロとして囲碁に専念する。「プレッシャーや不安もありますが、楽しみのほうが大きいです。囲碁に打ち込める時間が増えるため、タイトルにも近づけるよう努力し、さらに上を目指していきたいです。そして、自分の活躍をきっかけに囲碁を始める人が増えるといいなと思います」と語った。厳しい世界で、常に上を目指し闘い続ける西岡さんのこれからの活躍を楽しみにしたい。
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後輩のみなさんへ
大学4年間は自由な時間が多く、学業だけでなくいろんなことにチャレンジできます。自由な時間を活用して、行動し、努力して、後悔のない4年間にしてください。
諦めずに可能性を探し続ける。自動運転システム開発への挑戦
後輩のみなさんへ
諦めずに最後まで可能性を探し続けることが大切だと思います。大学生活では、楽しいことばかりではなく、さまざまな困難が立ちはだかるかと思いますが、途中で投げ出さずに頑張ってください。
工藤裕也さん
(理工学研究科博士課程前期課程2回生)
経路計画アルゴリズムのハードウェアアクセラレータに関する研究に取り組む傍ら、チームリーダーとして、研究室の仲間と4度のロボット・カー自動運転コンテストに出場してきた工藤さん。2018年9月には国内大会初出場で優勝。2019年12月には、中国で開催された国際学会FPT2019でのコンテストで優勝を果たした。国内大会優勝後に参加した2度目の大会では、システムに不備があり、ロボット・カーが走らずに棄権した。当時は、これ以上は無理なのかと諦めそうになったこともあったという。しかし、抜本的な見直しを図り、基礎から学びなおしてシステムの再構築を行った。
自律移動ロボットの開発にあたって、システム開発やFPGA、幅広いアルゴリズムの知識など、膨大な知識が必要とされる。「さまざまな文献を読み解き、システムに適用していく力や、自分たちで考え実践していく力がつきました」と、2年前の自分とは比べ物にない成長を感じているという。
コンテストの直前は毎回大変ながらもチームでの開発を楽しんでいたという。「同じ学部を卒業している学生でも得意、不得意があります。それぞれ得意なことを頑張ってもらったり、補ってもらったり、一緒に開発していく過程は楽しかったです。」と笑顔を見せる。
卒業後は、ソフトウェア開発の企業で自動車の自動運転システムの開発に関わっていく予定だ。「研究や開発のための技術力も大事ですが、チームプレーにおける自分の立ち位置や振る舞いは大切にしていきたいです」と意気込みを語る。諦めずに粘り強く開発に取り組んできた彼の挑戦はこれからも続く。
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後輩のみなさんへ
諦めずに最後まで可能性を探し続けることが大切だと思います。大学生活では、楽しいことばかりではなく、さまざまな困難が立ちはだかるかと思いますが、途中で投げ出さずに頑張ってください。
福島での活動で築いた人とのつながりを糧に
後輩のみなさんへ
多くの出会いによってつながりが増え、視野も広がります。新しい行動を起こす原動力にもなり、サポートをしてくれる味方が増えます。ぜひ素敵な出会いをたくさんして、どんどんつながりを深めていってください。
吉村大樹さん
(法学部4回生)
「そよ風届け隊」として、福島県双葉郡楢葉町を継続して訪れ、復興支援活動を続けてきた吉村さん。2回生から団体の代表となり、町民と共に休耕地を耕し、野菜を作る畑プロジェクトなどに取り組み、月に1度、町民と畑の草むしりや収穫作業を行った。収穫したじゃがいもで夏祭りにフライドポテトを振る舞ったり、交流館でカフェを開催し、交流の機会をつくることができた。しかし、信頼関係を築くことは難しく、やること全てが空回りし、最初は、自分の主張をうまく話すこともできなかった。それでも町民とのミーティングで積極的に話をすることで町民も受け入れてくれるようになったという。
2019年12月には、福島県のJヴィレッジハーフマラソンに出場。沿道には知りあいの人が多く、多くの人と関係を築けたのだと実感したという。また、結婚式に招待されたり、京都に遊びにきてくれたことは、改めて町民との信頼関係を感じることができ、とても嬉しかったそう。「これまで築いてきた人のつながりは自分の財産です。これからも楢葉町に足を運び、みなさんと楽しく過ごしたいです」と笑顔をみせた。
関西で就職する吉村さんは、「故郷のために頑張っているみなさんをみて、自分も故郷に貢献したいと思う気持ちが強くなりました。関西の発展や当たり前の生活を支えることができる人間になりたいです」語った。これからも多くの人とのつながりを力に、故郷のために活躍してくれることだろう。
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後輩のみなさんへ
多くの出会いによってつながりが増え、視野も広がります。新しい行動を起こす原動力にもなり、サポートをしてくれる味方が増えます。ぜひ素敵な出会いをたくさんして、どんどんつながりを深めていってください。
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