Reportレポート・参加者の声

「大船渡盛町七夕まつりサポートプロジェクト」オンライン同窓会を開催しました

立命館大学では、東日本大震災の被害を受けた岩手県大船渡市と協定を締結したことを契機に、災害復興と地域活性化への貢献を目的とした学生派遣プログラム「大船渡・盛町七夕まつりサポートプロジェクト」を2013年から毎年実施してきました。
【参考】2019年度のプロジェクトについて(立命館大学HP/News&Topics)

このプログラムでは、お祭りのサポートを通じてまち住む人々の思いに触れ、災害からの復興や地域活性化について考えることについて、キャンパスで行う事前学習・事後学習を通じて学ぶ時間を設けます。
またお祭りの催しのひとつ「七夕市民道中踊り」にも立命館大学として参加するため、踊りをあらかじめ練習してから現地に赴くことが毎年の恒例となっています。

【お祭りの様子】YouTube 大船渡市盛町灯ろう七夕祭り2016PV FULL ver.

2020年はコロナ禍によりお祭りの開催がなかったことから、2019年度のプログラム参加学生が中心となってオンライン同窓会が開催されました。

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▼2020年11月28日開催 オンライン同窓会の様子
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<同窓会を開催した上坂南緒さん(文学部3年/2018・2019プログラムに参加)より>

今年はコロナウイルスの影響で、日本だけでなく、世界中がある意味で被災地となっている状況で、「繋がる」ということがいかに当たり前に行われていて必要不可欠であったかをたくさんの人が痛感させられたと思います。
「繋がる」ことは繋がり続けることで保つものであるというある種の脆さがあります。その脆さを埋めるものは「人の思い」だと考えます。誰かが誰かを思い、その思いが誰かによって別の誰かへ繋がっていくこと。「盛町七夕まつりサポートプロジェクト」ではこれまで、その点を大切に活動を行なってきました。コロナ下で状況が異なっても、その思いは変わらないということや、どうにかして今年も現地の方と繋がりたいという願い、またこんな状況だからこそ、過去にプロジェクトに参加した方も繋がって欲しいという思いで同窓会を開催しました。

大船渡市側の地元の方、学生、派遣に参加した学生OBOGの方、他大学からお祭りのお手伝いにかつて参加された方など16名の方が参加してくださいました。
七夕まつりでは、学生は毎年町ごとにグループ分けして派遣され、町民の方と一緒にお祭りの準備や山車の運行を担うなどして一緒に活動をすることから、オンライン会議のグループ会議の機能を使って、町ごとに分かれて交流しました。参加年度によって、学生・地域の方ともに初対面同士になったりする場合もありましたが、お祭りや町の話題ですぐに打ち解けて楽しく交流をすることができました。このような機会でないと知り合えなかったOBOGの方ともお話しすることができ、本当に楽しく有意義な時間でした。

当日参加できなかった方も、これを機に現地の方と連絡を取ることになり、繋がっていたんだな、ということを再確認できたというお声もいただきました。些細なことですが、この小さな繋がりが大切なのだと思います。

参加してくださった皆様、並びに関わってくださった全ての方に感謝申し上げます。