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理工学研究科 電子システム専攻 博士課程前期課程 2回生

親からの指摘が大学院進学の決め手になった

学部生の間に課外活動や就職セミナーへの参加を積極的に行っていたので、就職に関する知識はある程度持っているつもりでした。しかし、親から指摘を受け、社会のしくみを抽象的にしか理解できていなかったことや、企業の情報収集が十分でないことに気がつき、このまま就職をすることに不安を覚えました。そこから本当に自分のしたいことは何かを考え直す中で、親から大学院での研究を通じてより広い視野を持つようアドバイスされ、大学院進学を決めました。

大学院での生活

大学院では学部のときと比べて授業数が少ないため、自身で計画をたて、研究をすすめることができます。研究を計画的にすすめることで余暇の時間も取れるので、空いた時間はキャンパス内のジムに行ったり、アルバイトや旅行などをしたりしています。

 研究室では、定期的に研究の進捗を報告します。一人ひとり研究の専門性が高いため、「相手が理解できるように伝える」ことを意識するので、プレゼンテーション能力を培うことができます。また、専門性の高い研究をしているからこそ積極的に意見交換をし、知識の幅を広げるようにしています。

研究成果は学会で発表します。1回生のときは、国内の学会発表に参加しました。現在は国外での学会発表に参加することを目標に研究を進めています。

今までの研究を活かしながら、新しいフィールドへ挑戦していく

大学院に進学してから、研究活動以外に本や新聞を読むことで世
の中の流れを学んできました。博士前期課程1回生の時にはインターンシップにも参加しました。夏に1ヶ月、12月に1週間、2月に2週間、あえて毎回違う業種の企業でお世話になり、自分の適性や本当にやりたいことを追求した結果、自分は新しいことに挑戦し続けたいという思いが強いことに気がつきました。

来年の4月から、企業の技術職に就職が決まっています。今まで
の研究を活かしながら新しい分野に挑戦していける環境で働けます。学部生時代の就職活動とは違い、憧れだけで企業を決めることはせず、大学院で研究を通じて学んだ「多くの情報を収集・整理し、多角的に物事をとらえる視点」を就職活動にも活かすことができました。親に企業の説明や自分の思いを伝える際も自信を持って話ができましたし、採用試験の際にも志望理由を明確に話すことが
できました。
 自分で納得しながら就職活動ができたので、就職に対する満足度
は高いですね。

自主的かつ積極的に行動を

学ぶため、研究するために大学院への進学を決めたので、学部生のときとは研究に対する意識が変わりました。大学院は研究の自由度が高い分、目的意識を明確に持ち、自分で研究計画を立てて遂行していく、質問や相談も自分から教授にするなど、常に自主的かつ積極的に動くことが重要だと感じています。

こうした自主的な行動の中で自発的に生まれた疑問や悩みは、ぜひ親や教授、そして先輩に相談をしてください。自分の場合は一番身近にいて親身になって相談にのってくれたのが親だったのですが、やはり年長者は経験に裏付けされた知識が豊富です。その方々の話を聞くことで、自己完結せずに様々な視点で物事に取り組むことができると思います。

国際関係研究科 国際関係学専攻 博士課程前期課程 1回生

他大学からの進学を決めたのは、立命館大学大学院のグローバルな研究環境

学部3回生のときに政治学を専門とする先生に師事し、研究活動の意義や政治現象を分析していくことの楽しさを知りました。もともと韓国に興味があったので、市民政治が日韓関係にどのような影響があるのかを研究したいと思い、大学院進学を決めました。

立命館大学大学院の国際関係研究科は、国際的な大学院のネットワークであるAPSIA*1に、日本の大学・大学院の中で唯一、正会員として加盟していることで有名だったので以前から知っていました。先生に国際関係系の研究科に進むようアドバイスをいただいていたので立命館大学大学院は視野にありましたが、一番の決め手になったのは研究環境です。国際関係研究科は1つの研究科でありながら法律、政治、経済、文化など研究分野が幅広く、様々な専門分野の先生方が一同に研究をしておられて、そのもとに国内外様々な地域から学生が集まってきます。1つのテーマにのめり込んでしまうと研究の発展性が無くなると思ったので、こうした多彩な人が集まる、グローバルな環境に身を置きたいと思い、進学を決めました。


*1
APSIA (Association of Professional Schools of International Affairs:国際関係大学院協会)
国際関係学(International Relations)を専門とする学部・大学院を持つアメリカ合衆国の大学によって1985年に設立された非営利組織。国際関係・安全保障・平和問題、問題といった国際関係学が取り扱う諸問題に関する教育の実施と、この分野における高度専門知識を持つ人材の養成を目的に活動している。

他大学からの受験の不安・・・でも、積極的な行動で乗り越えられた

他大学から進学したため、入試情報や指導教員の情報は大学院や研究科のホームページから調べました。また、大学院に進学された先輩に相談することで大学院での生活をイメージしました。

大学院進学を決めたと同時に研究テーマも決めており、研究計画書の構想もあったので、ゼミの先生や、自分の研究テーマで著名な先生に研究計画書を見ていただき、アドバイスをもらっては改善するということを繰り返しました。学外の先生はインターネットで調べてアポイントをとりました。具体的には7月の出願に向けて、4回生の4月ごろから研究計画書の執筆を始めました。一人で受験勉強をすると不安があると思いますが、先生や先輩に積極的に相談し、アドバイスいただくことで心強く感じました。

グローバルな交流が自身の成長につながる

大学院生活で特徴的だと思うのは、様々な国の人たちと話をする機会が多いことです。みんな言語が違うので、自分が留学しているかのようなイメージです。私が履修している授業の半分は英語で行うので、「これからやっていけるかな・・・」と不安もありました。しかし、そういう場でも大学院に進学した目的を忘れず自分なりに工夫していくうちに、徐々にこの環境を楽しく思えるようになりました。

また、授業の中には他の研究科と混じって行う共通科目もあります。立命館大学大学院は研究科の数も多く、それぞれの研究分野を越えて多彩なコミュニティが持てるというのは将来的な自分の財産になると思います。色んな価値観に出会えるので刺激になりますし、自分の研究にとってもいいインスピレーションになり楽しいです。

今後はこうした環境や立命館独自の奨学金制度セミナーも活用しながら、研究を深めていきたいと思っています。


経験で培われるものを自分の持ち味にキャリアを形成する

大学院進学を決めたとき、「大学院に行って何になれるの?」とよく聞かれました。しかし、「何になれるか」ではなく、「何をするのか」が重要だと思います。大学院での2年間ないし5年間はすごく早く過ぎていくので、この期間を充実したものにするため、自分が探求したいことや問題意識をしっかりと持ち、臆することなく挑んでいきたいと思います。大学院でしかできないアカデミックな経験、例えば専門性の高い知識を持った仲間と学びを深めていくことが、多面的かつ独自の見方ができる人を育てると感じています。研究の経過で得られるもので自分が磨かれ、それが自分の持ち味になってくると思うので、今しかできない経験をたくさん積んで今後のキャリアに繋げていきたいです。

政策科学研究科 政策科学専攻 博士課程後期課程 1回生

他大学からの進学、しかも、学部の専攻とは違う分野への挑戦

大学院については、学部1回生のときから漠然と「かっこいい」というイメージはあったのですが、本格的に進学を考えたのは3回生のときからです。もともと理系の学科に所属していたのですが、政策面から環境問題に取り組みたいと思うようになり、文系の研究科への進学を決めました。

環境政策やエネルギー問題という分野やテーマは漠然とありましたが、より専門性の高い環境で学びを深めたいと思い、他大学へ進学しようと決めました。学部までは専門外の領域だったので、独学でその分野の勉強をしており、その際読んだ専門書籍の著者の先生をインターネットで検索するなどして、先生や大学院の情報を集めました。その中で今ご指導いただいている先生の研究内容が自分の希望する研究テーマとマッチしたので、立命館大学大学院に進学を決めました。

様々な研究分野の先生から学ぶことができ、仲間と切磋琢磨できる環境

入学後にわかったのですが、ご指導いただいている先生以外にも同じ研究グループの中に複数の先生がいらして、その先生からも指導を受けられるので、多方面からの視点で研究していけるのが魅力だと思います。

また、共同研究室は個人スペースが区切られており集中して研究に取り組めます。息抜きには大学院生専用の共同スペースで他研究科の方と話をしたり、分からないことを友人に聞いてみたりしています。研究スペースが他研究科と隣接しているので、研究科の垣根を越えて情報交換ができるのがいいですね。


多彩なプログラム・奨学金制度の活用

博士課程後期課程への進学は非常に悩みました。しかし、修士論文の内容を学会で発表する機会をいただき、そこでさらに研究課題を見つけられたことや、高い知識の中で議論できる雰囲気に魅力を感じ、進学を決意しました。

研究が思うように進まず、苦しい時期がくると思います。しかし、研究者になるための努力を怠らないようにしています。

例えば、いつか、研究を英語で発表したいので、英語の勉強に力を入れています。論文独自の表現があるので、本を参考にしたり、英語の論文を読んだりするようにしています。

また、自身の研究のほかに、大学が主催するキャリアパス支援プログラムの「研究倫理共通セミナー」*1を受講して研究のルールを学んだり、「ポスターデザインセミナー」*2に参加し、プレゼンテーションでなくポスターセッションやパネル展示で研究を紹介する学会を想定した練習をしたりしています。セミナーは自分の弱点を知ることができますし、アドバイスをいただけるので参加してよかったと思います。また、他の研究科の方とも交流ができ、情報交換をするとともに、同じフィールドに立つ仲間に勇気をもらっています。

今後はフィールドワークなどを視野に入れ、研究活動費の奨学金*3を申請する予定です。


*1
研究を進めるにあたって最低限知っておかなければならない行動規範、成果発表の方法などの研究倫理の基本的な内容について学び、研究倫理の基礎知識の習得を目指すセミナー。
*2学会報告のポスターセッションやパネル展示等で参加者の興味を引くデザイン方法を学ぶセミナー。
*3国際的研究活動促進研究費・国内研究活動促進研究費など。本学大学院生の研究活動を促進・支援。給付対象:博士課程後期課程、一貫制博士課程(3年次以上)、4年制博士課程

研究に没頭することは将来の自分と向き合うということ

学部からの大学院進学、博士課程前期課程から博士課程後期課程への進学など節目に立ったとき、研究したい分野や気持ちが少しでもある場合は、一度は進学を選択肢に入れ、そのことについて具体的に向き合ってみることをお勧めします。

考えるためにも検討する時期は早ければ早いほうがいいとは思います。研究者になるかどうかについては今後のキャリアプランによって大きく変わると思うので慎重に考えた方がいいとは思いますが、自分の研究が今後の人生において生活を支える基盤となりうるかどうかを見定めるためにも、今、自分の目の前にある勉強や興味・関心がある分野を調べて、のめりこんで欲しいと思います。

社会学研究科 応用社会学専攻	博士課程後期課程 1回生 野村実さん

日本の大学院への進学を決めたわけ

中学生のころ、日本のゲームが好きで、全て日本語で書かれた日本のカードゲームに何と書いてあるのかを知りたくて日本語を独学で勉強し始めました。そのことをきっかけに日本語や日本のゲーム開発に興味を持ち、大学は日本語学科に進学しました。友達や両親には留学を勧められましたが、その時には研究したいテーマが見つからなかったので、大学卒業後は日系企業などで日本語に関わる仕事をしていました。

その後、仕事と並行して友人とゲーム開発を始めたのですが、友人から「日本語力を活かして、日本語教育のゲームを作ったらどうか」と言われ、デザインをしてみました。しかし、その際に自分は日本語教育学の知識が不足しており、出来上がったものに日本語習得の効果があるという保証も無いので、そういった知識を身につけてからゲーム開発に取り組もうと思い、大学院進学を決めました。

立命館大学大学院への進学を決めたわけ

日本語教育学の知識を学びたいと思うと同時にゲームに関する知識も増やしたいと思い、ゲーム開発が盛んな日本へ留学を決めましたが、留学前に日本に行って大学を見て回ることができないので、大学院の情報はインターネットで検索しました。たくさんある候補の中から立命館大学大学院に決めたのは、言語教育情報研究科や先端総合学術研究科のホームページを見て自分の習得したい知識が得られると感じたからです。また、京都にキャンパスがあるので、日本伝統の文化に触れながら学べることも魅力だと思いました。

入試への不安と対策

教育学の知識が全く無く、相談できる先生もいないので、入試には不安がありました。日本の教育学関係の本で今の日本語教育学の状況を把握したり、学会雑誌などを読んだりしました。また、過去の入試問題を立命館大学大学院の入試情報サイトから閲覧して解いたりして準備をしました。研究計画書の書き方もわからなかったので、友人や知人に添削していただき、アドバイスしていただきました。大学のときに所属していた学部とは違う分野の研究科への進学だったので、研究に対する熱意が伝わるように意識して作成しました。

充実した大学院での生活

入学式直前に来日したので、入学当初は授業と生活の両立に慌しい生活でした。特に大変だったのは奨学金の申請書の作成です。申請書自体は3日あれば作成できるのですが、提出締め切りが入学後すぐだったので焦りました。事前に大学院キャリアパス推進室のホームページで確認するなどして、情報収集をして準備をしておくと良いと思います。

授業は日本語で行われるので最初は不安がありましたが、実際に授業を受けてみると理解できました。授業の最初のころ日本語教育学の専門用語がでてきたときは、先生が分かるかどうか確認し、説明をしてくださいました。それでも分からない言葉はクラスメイトに尋ねたりしています。

また、大学院キャリアパス推進室の主催するセミナーキャリアセンターの主催するセミナーライスボールセミナー土曜講座など、立命館大学独自のセミナーや講座で内容的に関心があるものには積極的に参加をして、知識を広げたり、色んな人と交流したりするようにしています。セミナーなどで知り合った人と研究科の枠を超えてディスカッションすることで思考が柔軟になるので、究論館*1で仲間と集まり、話をする時間がとても楽しいです。自分の研究には今は直接関係無いことでも、いつかその知識が役に立つかもしれないですし、収集した情報を今後の研究に活かそうと思っています。

*1究論館・・・立命館大学大学院生専用施設。衣笠キャンパスにある研究科の共同研究室(一部除く)があり、大学院生が研究科を越えてコミュニケーションを図れるスペースなどがある。

立命館大学大学院でさらに膨らむ将来の夢

将来的には、中国で日本語を学びたいと思っている人が楽しく学べるゲームの開発をし、商品化していきたいと思っています。

当初は研究の最終目標がゲーム開発であることが不真面目な目標だと思われるのではないかと心配してましたが、担当教授にこういうゲームを作りたいと伝えたときに、「サポートします」と言っていただき、安心しました。言語教育学のプロであり、ゲームが専門ではない教授が、私の研究を理解しアドバイスしてくださることに感謝しています。こうした経験から、大学院に進学を考えている方には、自分のやりたいこと、できることを活かして欲しいと感じています。

また、先端総合学術研究科で私と似た研究をしている人と知り合い、同じ研究会に参加しています。授業とは別に、こうした研究会に積極的に参加することで様々な知識を得て、研究に繋げたいと思っています。

今後さらに大学院で日本語教育学とゲーム開発の研究を深め、日本語教育学の研究者としてゲーム開発に携わっていきたいと考えています。いつか、私が開発に携わり完成させたゲームが、実際の日本語の授業で教材として使ってもらえたら幸せですね。