慶應義塾大学大学院修了（博士・法学）、南仏エクサンプロバンス第Ⅲ大学およびパリ第１大学（EU法）で学ぶ。1994年の立命館大学政策科学部発足時に着任。その後、フランスのパリ高等政治学院の他、イタリアやベルギーの研究機関で在外研究。

研究の中心はEU（欧州連合）であるが、グローバル時代の国際社会の構造的な変化とガバナンスの問題に関心がある。主著は、『ヨーロッパ市民権の誕生』（丸善ライブラリー、1993年）、『欧州公共圏』（慶應義塾大学出版会、2007年）、『世界遺産学への招待』（編著、法律文化社、2011年）『EUとフランス』（編著、法律文化社、2012年）、『EUとグローバルガバナンス 』（編著、法律文化社、2013年）。
教育活動として、学生とニューヨークの国連本部や、日本にある国際機関の事務所を訪問してきた。

EUや欧州諸国は、アメリカとともに自由・民主主義・法の支配といった価値を共有するパートナーで、環境問題や文化社会政策など様々の分野で日本に教訓を示してくれる。EUでは、若者たちが対面やオンラインでEUの政策課題について議論を行う公共空間（public sphere）が設けられ、言語や国籍の壁を超えた共通の未来が模索されている。
日本の学生も海外に出かける機会は増えたが、世界の若者と議論できるような知力を身につけてほしい。

欧州統合、EU市民権、国際機構、グローバルガバナンス 、フランス政治