社会学研究科で学ぶメリットの一つとして、「学際性」が挙げられると思います。

本研究科で取り扱う研究テーマは本当に多岐にわたり、在籍しておられる先生方も多彩な学問領域で活躍されています。実際、先生方から指導を受ける中で、そのしなやかな思考にいつも新鮮さと驚きを得ています。また、院生の皆さんも様々な問題関心のもとで研究を行っており、社会人や留学生など幅広い世代の人たちと交流する中で、自身の価値観がゆさぶられることも少なくありません。

さらに、海外の大学と連携して行われる「国際プロジェクト」や種々の助成金制度などを活用することで、自身の研究をより深めることができるというのも本研究科の魅力ではないでしょうか。私自身、自治組織である産業社会学会院生委員会に所属しながら、「院生共同研究会助成制度」や「学会参加補助制度」などの制度を運用することで、本研究科に在籍しておられる院生の皆さんのお役に立てるよう日々活動に取り組んでいます。

以上のような環境の中で、私は「人は科学・技術とどのように向き合っていくのか」という根源的な問いを胸に、「メディア・リテラシー」を題材としたメディア研究をしています。