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國枝 義敏 先生(情報理工学部)

 


まず、最近自身の年齢を意識することが多くなってきましたので、

『茂太さんの死への準備』
斎藤茂太著(二見書房 1990年)

若い皆さんがこれからの長い人生を生きていくとき、意識してもらいたいことが書かれて います。人生哲学をこれから考えていってもらわねばなりませんから。

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『茂太さんの生きがい探し術』
斎藤茂太著(黎明書房 1995年)

これも前記と一緒に買いましたが、自分でもまだ答えは見つかっていません。若い皆さんには、同じ著者の『「もう疲れた」と思ったときに読む本 モタさん流「心のゆとり」のつくり方』の方が向いているかも。

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『大往生』
永六輔著(岩波書店 1994年)

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『二度目の大往生』
永六輔著(岩波書店 1995年)

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多分皆さんが生まれる前?に、ミリオンセラーでした。


ちょっと空気が重くなってしまいました。では少々進路変更で、「歳」と言えば皆さんが息子/娘といえる年齢になってきましたので、父子愛のSFも挙げてみます。

『オーロラの彼方へ』
トビー・エメリッヒ脚本 石田享著(竹書房 2000年)

米国の野球文化にからめて、時間流逆行?父子愛で有名なのは「フィールドオブドリームス」がありますが、敢えてマイナー(?)を。これらは、映画(そしてDVD)もありますが、原作に あたると、映画では描き切れていない細部、微妙な伏線やひだがあり、ずっと深いです。 例えば、「スタートレック4」などもそうですね。タイムパラドックス問題は無限ループに 陥るので置いておいて、(でも、幼少期からドラえもんに馴染んだ皆さんには苦もないこと?)古典的名作「夏への扉」(ロバート・A・ハインライン)もありますが…

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脱線しました。最近気になるのは、やはり地球環境のことも。

『鉄理論=地球と生命の奇跡』
矢田浩著(講談社 2005年)

帯にもありますが、「鉄が地球温暖化を救う」。鉄の不思議な性質(福井先生のフロンティア軌道理論か?)と生命との関わり。

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『新ぐうたら農法のすすめ‐省エネ有機農業実践論』
西村和雄著(桜桃書房 2001年)

耕作もせずほったらかしでよい、というのが、性に合ってて、小さな庭で実験してみようかとも。

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『住宅のパッシブクーリング』
浦野良美著(森北出版 1991年)

ようやく緑のカーテンも普及(?)してますが、時代に先んじてた本でした。上記2冊と 合わせ、本学理工学部の専門家の先生から内容に関してご意見を伺いたい気がします。

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『科学と幸福』
佐藤文隆著(岩波書店 1995年)

幸福論は哲学の命題のひとつと思います。理工系の皆さんには自身の専門分野に引き寄せて一読頂いてはと。

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地球環境と言えば(?)、なかば強引ですが、

『地球幼年期の終わり』
アーサー・C・クラーク著 沼沢洽治訳(東京創元社 1969年)

言わずと知れた著名な古典的(?)SF。まだの方は立ち読みでも。

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『星を継ぐもの』
ジェイムズ・P・ホーガン著 池央耿訳(東京創元社 1997年)

上記よりも、ある意味「夢があって楽しい」かも。ただし、「ガニメデの優しい巨人」、 「巨人たちの星」と続く3部作となっています。その分、伏線も3倍以上(?)で何度も読み 返し楽しめます。

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また脱線しました。最後は情報関連分野で、文系の方にも読んで貰えるように。

『グーグルGoogle : 既存のビジネスを破壊する』
佐々木俊尚著(文藝春秋 2006年)

入院したとき、差し入れして貰いました。少し前NHKで同様の視点の番組もありました。 でもテレビで観るより、本の方がゆっくり考えをまとめながら読み進められると思います。

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グーグルの目指すところは、実は次に挙げる世界観かなと。

『ファウンデーション』
アイザック・アシモフ著 岡部宏之訳(早川書房 2008年)

これも「ファウンデーション対帝国 ―銀河帝国興亡史〈2〉」、「第二ファウンデーション ―銀河帝国興亡史〈3〉」と続く三部作。四半世紀も前なので、古典的、でも内容は未来か 近未来か…

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すぐSFの話になってしまい申し訳ありません。小学校の読書の時間もSFしか読まなくて 担任からたしなめられた記憶があります。もっと幅広くと。国語力、文章力の無さがコンプレックスになっているので、皆さんには「幅広い読書」、 さらには、乱読をお勧めします。