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平口 良司 先生(経済学部)

 


『景気ってなんだろう』
岩田規久男著(筑摩書房 2008年)

最近の日本は不景気だとよく言われますが、果たして景気とはどういう意味なのでしょう?そして日本はどうして不景気なのでしょうか?この本は、マクロ経済の状況を最も簡単に表現した言葉である景気を説明しています。

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『22歳からの日本経済入門 : すぐに使える経済指標』
みずほ総合研究所編(毎日新聞社 2008年)

この本は、今の日本の景気を分析するために、具体的にどんなデータをみる必要があるのかを簡単に説明しています。分析には色々なデータを考慮する必要があることがわかります。 上の2冊を読めば、日本経済の現状をきちんと認識することができるでしょう。

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『入門マクロ経済学』
中谷巌著(日本評論社 2007年)

マクロ経済学の最も基本的な教科書がこの本です。私も学生時代、この教科書の初版で勉強しました。確かに経済指標などを見るだけでも日本経済の状況をある程度把握することは できます。ただそれだけでは、なぜ今の物価は下がるのか、あるいはなぜ今円高なのか?などの本質的疑問には答えてはくれません。生産や物価、そして通貨価値などがどのようにして 決まるのかを説明しているのがこの本です。

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『マクロ経済学』
吉川洋著(岩波書店 2009年)

マクロ経済学に関しての教科書としてもう一冊有名なのがこの本です。上にあげた入門 マクロ経済学とほぼ同レベルの内容ですが、この本は景気循環について詳しく説明している点が大きな特徴です。また、経済政策、特に財政政策と金融政策がどのような効果を持つかに ついても詳しく書かれています。

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『クルーグマンマクロ経済学』
ポール・クルーグマン, ロビン・ウェルス著(東洋経済新報社 2009年)

おととしのノーベル経済学賞受賞者のクルーグマンによる新しい教科書です。扱っている トピックは上記2冊の教科書と似ていますが、現実社会への分析の応用例が詳しく説明されている点に特徴があります。経済学部生の皆さんの多くがマンキューのミクロ経済学を勉強したと思いますが、教科書のスタイルが非常に似ています。

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『マクロ経済学』
二神孝一, 堀敬一著(有斐閣 2009年)

上記2冊の教科書に比べて少しレベルの高い、中級の教科書です。経済成長がなぜ起こる のかといった疑問にこたえるために必要な、「時間を考慮した」マクロ経済モデルを詳しく 説明しています。

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『新しい日本銀行 : その機能と業務』
日本銀行金融研究所編(有斐閣 2004年)

マクロ経済安定のために取られる政策として金融政策、財政政策があるのは先に説明しましたが、そのうちの一つである金融政策の実行機関である日本銀行について詳しく述べた本です。経済の安定、物価の安定が、中央銀行によって具体的にどうなされるか説明しています。

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『財政』
井堀利宏著(岩波書店 2008年)

経済政策のうちのもう一つである財政政策について説明した本です。現在日本は多額の公的債務を抱えています。その影響や、債務を削減する手段について知りたい人におすすめです。

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『動学マクロ経済学 : 世代重複モデルによる分析』
ジョージ.T.マッキャンドレス, ニール・ウォーレス著(創文社 1994年)

マクロ経済学の一部門である動学マクロ経済学について、特に貨幣を考慮したモデルに ついて説明したのがこの本です。一国の経済における貨幣の役割について理論的に分析したい人におすすめです。私は今ここで説明されているモデルを用いて論文を書いています。

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『マクロ経済動学』
西村和雄, 矢野誠著(岩波書店 2007年)

動学マクロ経済学についての最近の研究、特に経済変動の周期性や安定性についての結果をまとめた本がこれです。経済動学の数学的分析に興味がある人にはお勧めです。

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