図書館の新型コロナウイルス感染症への対応について(更新:2020年10月16日)

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兵藤 友博 先生(経営学部)

 

今回のテーマ:イノベーションから企業経営を考えよう

『イノベーションダイナミクス』
J.M.アッターバック著(有斐閣 1998年)

この本は、市場に受け容れられるドミナントデザインが決まる新製品誕生からコスト パフォーマンスのよい量産化までの、いわゆる製品革新としてのプロダクトイノベーションと 製造革新としてのプロセスイノベーションの展開過程におけるイノベーションの頻度から そのあり方について語った書である。 経営学の基本文献とも言うべき書で、ぜひ読んでもらいたい書である。

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『イノベーションのジレンマ』
クレイトン・クリステンセン著(翔泳社 2001年)

この本は、革新的新製品の登場や企業経営スタイルの違いによって、企業経営は持続的 イノベーションの波にのることもあるが、場合によって倒産の憂き目に会いかねない破壊的 イノベーションに出くわす可能性もあることを、様々な事例を上げて語っている。 ぜひ読んでもらいたい近年話題の書である。

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『イノベーション・スタイル』
S.J.クライン著(アグネ承風社 1992年)

この本は、新技術の基礎研究から製品化の開発研究までの研究開発の各段階が一方向的に 展開する、アメリカ型ともいえるリニアモデルと、これとは対照的に市場を攻略する製品企画を 出発点に、必要なシーズについてはアウトソーシングをおこない、また柔軟に各段階でフィード バックおこなって製品開発を進める、日本型ともいえる複合連鎖モデルとの、二つ研究開発モデルを提起したことで知られる。経営学の基本文献とも言うべき書である。

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『アメリカン・システムから大量生産へ』
デーヴィッド・A・ハウンシェル著(名古屋大学出版会 1998年)

大量生産方式の基礎は、生産の分業化や機械化にあるが、これに互換性生産方式、科学的管理 方式等を組み込み、20世紀前半期にかけてアメリカで実現された。本書は、このアメリカン・ システムの展開過程について歴史的展開について語った書である。 いささかハードであるが読み応えがある好書である。

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『日本の産業クラスター戦略』
石倉洋子ほか著(有斐閣 2003年)

工業団地は、かつての高度経済成長時代に企業誘致政策による工場集積による効率化を目指したものである。これに対して産業クラスターは、製品・製造の技術の高度化にともない、科学・技術の知的資源を担う大学や製品の研究開発をおこなう企業内研究所、またこれを政策的・資金的に 支援する政府・自治体等が連携して、事業・産業のイノベーションを引き起こそうと企てられた ものである。こうした産官学の産業戦略を語った書である。

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『ツァイス激動の100年』
ア-ミン・ヘルマン著(新潮社 1995年)

ツァイスとはドイツの伝統的ではあるが、世界の光学メーカーを一歩も二歩もリードする先進的な光学メーカーである。というのも、ツァイス社は、かつて1968年アメリカ・NASAの月探査において高感度大口径のカメラを提供したことで知られる通り、科学に基礎づけられた製品開発で顕微鏡や望遠鏡をはじめとした光学機器を製造するとともに、「人類の福祉に貢献する」との経営 方針を掲げている先進企業である。その「激動」の百年を語った書である。

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『原爆はこうして開発された』
山崎正勝, 日野川静枝著(青木書店 1997年)

周知のように第二次世界大戦の最後に広島、長崎に原子爆弾が投下された。これまで原子爆弾 被災の状況などについて語った多くの書があるが、本書は、第二次世界大戦中アメリカにおいて 原子爆弾はどのように開発されていったか、その過程を米国公文書館所蔵の極秘文書の解読を含め、その開発過程を包括的に語っている。軍事技術開発の実態を知る好書である。

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『ガラパゴス化する日本の製造業』
宮崎智彦著(東洋経済新報社 2008年)

科学者ダーウィンはガラパゴス諸島に棲息する動物たちの特異な形質に触発されて進化論を 説いたと言われている。「ガラパゴス化する日本の製造業」というのは、開発する製品はきわめて 高度で定評があるが、世界市場では「孤立化」しかけない特異な状況にある、日本の製造業の 特殊性を指している。近年の日本の製造業のあり方を考えるにふさわしい好書である。

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『バイオマス』
奥彬著(日本評論社 2005年)

本書は石油に代わる原燃料として注目を浴びるバイオマスの可能性を語った書である。 バイオマスは芋やトウモロコシなどだけでなく廃木材や下水汚泥でも原料とし、また加工次第に よって石油プラスチックに代わる植物性プラスチック製造をも可能とする、そして使用済み後は 自然界に戻る、ゼロエミッション社会を実現するもので、21世紀の原燃料転換を考えるに好適な書である。

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『菜の花エコ革命』
藤井絢子著(創森社 2004年)

この本は、廃食用油のセッケンへのリサイクルから始まり、菜の花を栽培してのバイオ ディーゼル燃料の開発へと展開した、エコ革命について語った書である。本書の中心的話題は、 資源循環サイクルを創りあげることで生活廃水による汚濁から琵琶湖を守ろうということから 始まった、これを全国に先駆け取り組んだ滋賀県愛東町の「菜の花プロジェクト」である。 BKCキャンパスの学生に一読してほしい書である。

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