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長野 明紀 先生(スポーツ健康科学部)

 


『Born to run走るために生まれた ウルトラランナーvs人類最強の"走る民族"』
クリストファー・マクドゥーガル著(日本放送出版協会)

「走る」という行為について目から鱗のインスピレーションをくれる著作です。読んでいると走り出したくなる様な、躍動感にあふれた一冊です。人間の身体は走ることで健康を保つように出来ている、とのアイディアが熱烈に展開されています。立証が必要な仮説レベルの事項もありますが、スポーツに携わる全ての方々にお薦めします。

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『木村政彦はなぜ力道山を殺さなかったのか』
増田 俊也著(新潮社)

「木村の前に木村なし、木村の後に木村なし」と謳われた柔道家、木村政彦さんについての丁寧な取材に基づいたノンフィクションの大作です。猛烈な稽古、エリオ・グレイシーとのブラジルでの対戦、プロレスのリングでの力道山との対戦の様子等が緻密に描かれています。力道山との対戦ではある「事件」が起こり、それが本書のタイトルに結びついています。
※この本は、OICライブラリーに所蔵があります。
My Library から取り寄せ可能です。

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『蝶々の心臓』
石川 祐樹著(宝島社)

私の古くからの友人石川祐樹さんの著作です。生まれつきの心臓疾患を持った娘さんへの思いが、御自身で撮影の美しい写真とともに綴られています。学生の皆さんにも命の有難さをありありと伝えてくれるでしょう。娘さんは3度の心臓手術を乗り越えて元気に大きくなっているそうです。

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『ボックス!』
百田 尚樹著(太田出版)

アマチュアボクシングに打ち込む幼馴染の高校生2人を主人公とした小説です。友情有り、恋愛有り、挫折を乗り越えライバルとの対戦、という正に「青春もの」ど真ん中のストーリーです。解っていてものめり込んでしまう面白さ、解っていてのめり込む安心感があります。アスリート諸君は是非読んで下さい。

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『アルジャーノンに花束を』
ダニエル・キイス著(早川書房)

この小説では、大人になっても幼児並みの知能を持つチャーリイが人体実験の被験者となり、手術を経て天才の知能を手に入れていきます。著作はチャーリイの日記形式で綴られていて、読み進めるとチャーリイに見える世界が徐々に変化していく事が解ります。幸せとは何なのか?考えさせられる一冊です。

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『独創はひらめかない―「素人発想、玄人実行」の法則』
金出 武雄著(日本経済新聞出版社)

世界的に著名な研究者、金出武雄先生の著作です。どの分野であれ研究には独創性が必要ですが、それは「ひらめく」程度の甘いものでは無い、とのシビアな視点からのアドバイスを下さる一冊です。では独創的な仕事をするためにはどうすれば良いのか?是非この本をお読み下さい。私は久しぶりに寝る間を惜しんで読み耽りました。

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『フェルマーの最終定理』
サイモン・シン著(新潮社)

17世紀にピエール・ド・フェルマーが残した「フェルマーの最終定理(予想)」が、360年を経てアンドリュー・ワイルズによって証明されました。数え切れない程の数学者がこの問題に取り組み跳ね返されて来ました。この著作ではこの間の出来事が秀逸な推理小説の様に展開されています。分野を問わず、研究活動に携わる全ての方々にお薦めします。

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『ハチはなぜ大量死したのか』
中里 京子著(文藝春秋)

2007年の春までに北半球から四分の一のハチが姿を消したそうです。この著作ではそのインパクトを高い危機感を持って解説し、ハチが消滅した理由について考察しています。ハチは様々な植物の受粉を媒介するため、ハチの消滅は生態系にも大きな影響を与えます。食物を通して我々の健康な生活にもダイレクトな影響を与える事象です。是非ご一読ください。

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