図書館の新型コロナウイルス感染症への対応について(更新:2020年10月16日)

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大友 智 先生(スポーツ健康科学部)

 


『ハーバードからの贈り物』
デイジー・ウェイドマン著 (ランダムハウス講談社、2004年)

定年退職を迎える大学教員は、自分の最後の講義で何を語るのでしょうか。ある大学では、最終講義を行ったり、イベントを開いたりして、別れを惜しんだりします。
ハーバード・ビジネススクールでも同様なことを行うようです。最終講義で、「…教授は、私たちの師としての最後の数分間に、自らの体験をもとに知りうる限り最良のアドバイスを与えてくれる」のだ、と著者は言います。リーダーシップ教育のエキスパートとしての「ハーバード・ビジネススクールの教授陣が語る、その人ならではの人生訓が15編収められている」本書を、皆さんに、是非一度、読んで頂ければと思います。

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『「私」は脳のどこにいるのか』
澤口俊之著(筑摩書房 、1997年)

みなさんは、「心」を「見た」ことがありますか。「見た」というのは、あなたの「目」で「見た」かどうか、ということです。このような問いは、ずーっと考えられてきたのですが、脳科学者である澤口氏は、「心は脳の活動である」と考えます。そして、そのことを立証しようと論を進めていくわけです。脳に関する研究分野は、加速度的に拡大していると思いますが、そのような研究とは、一体どのように考えればよいのでしょうか。このことについて、私たちに、立ち位置を与えてくれると思います。

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『代表的日本人』
内村鑑三著(岩波書店、1997年)

元米国大統領・ケネディ氏やクリントン氏は、上杉鷹山に強い関心を抱いていたと言います。誰それ? と思ったのは、私だけでしょうか。そして、なぜケネディ氏やリクントン氏が、上杉鷹山を知っているのでしょうか。実は、日本という国を欧米人に理解させるために、内村鑑三という人が書いた書物で、取り上げられていたのです。彼が取り上げた人物は、新日本の創設者として西郷隆盛、封建領主として上杉鷹山、農民聖者として二宮尊徳、村の先生として中江藤樹、仏僧として日蓮上人、この5人です。日本人が、どのように紹介されてきたのか、一読してみては如何でしょうか。

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『ホモ・ルーデンス』
ホイジンガ [著](中公文庫 、1973年)

1938年、ヨハン・ホイジンガによるこの著作は、不思議な世界に私たちを引き込んでくれるかも知れません。世界の全ての活動・現象は、すべて「遊び」から来ているのだ、とホイジンガは言います。「人間は遊ぶ存在である」これが彼の確信した結論なのですが、果てして皆さんは、どのような感想を抱くのでしょうか。

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『学びその死と再生』
佐藤学著(太郎次郎社 、1995年)

現在の【教育】を考える上で、著者である佐藤氏の考え方に接することは、意義深いと思います。佐藤氏が、今の教育に影響を与えているリーダーの一人であることは間違いありません。こんなに混迷を極めている現在の教育界にあって、一つの方向を示している、と言えるのではないでしょうか。

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『教育思想』
村井実著(東洋館出版社、1993年)

【教育】という世界は、よく分からない、と思っていました。ところが、村井氏のこの著作は、【教育】という分かりにくい世界を、非常に解明に紐解いてくれました。皆さんも、ソクラテス、プラトン、コメニウス、ジョン・ロック、ルソー、ペスタロッチ-、フレーベル、デューイ、森有礼、福沢諭吉等々の教育思想家の名前を聞いたことがあるのではないでしょうか。村井氏は、これらの壮大な教育思想家たちを、村井氏独自の視点から、【教育】を読み解くキーパーソンとして位置づけ直しています。【教育】って何? と思っている方に、是非一読して頂きたい一書です。

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『科学論の展開 : 科学と呼ばれているのは何なのか?』
A.F.チャルマ-ズ著(恒星社厚生閣 、1985年)

私たちは、近代の科学をどのように理解すればよいのでしょうか。チャルマーズ氏の子の著書は、タイトル通り、科学はどのように展開してきたのか。そして、科学と呼ばれるものは一体、何なのか、このような問いについて、考察する機会を与えてくれます。科学(研究)を志すものにとって、「科学」そのものについて考えを深めてくれる一書であると思います。

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『科学革命の構造』
トーマス・クーン [著] (みすず書房、1971年)

「パラダイム」という言葉を知っている人は多いと思います。訳者の中山氏は、クーンがこの「「パラダイム」なる概念をひっさげて論壇に登場した」のは、1961年であったと語っています。その後、このパラダイムなる概念が、科学とは何か、という論議を引き起こしていったのであり、社会を読み解く一つの概念になっていったわけです。私たちに、社会を読み解く一つの鍵を提供してくれると思います。

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『暗黙知の次元 : 言語から非言語へ』
マイケル・ポラニー著(紀伊國屋書店 、1980年)

近年の科学は、宇宙と脳の解明に向かうのでしょうか。
言語的に解明できるもこと・もののみが「知」であり、言語的には解明できないこと・ものには「知」は、存在しないのでしょうか。言語的に解明できること・ものと、言語的には解明できないもの、があると考るべきなのでしょうか。「知」の在り方について、深く考える機会を与えてくれます。

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『自己組織性 : 社会理論の復活』
今田高俊著(創文社 、1986年)

一つの理論では社会を語れないと思われます。どのような社会の読み解き方があるのか、どのようにそれらは展開してきたのか。社会を読み解くためには、様々な理論がある、ということについて、考えるきっかけを与えてくれることでしょう。

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『新しい体育授業の創造 : スポーツ教育の実践モデル』
ダリル・シーデントップ著( 大修館書店 、2003年)

著者のシーデントップ氏は、スポーツ教育学領域において卓越した研究者です。彼は、制度化されたスポーツ(例えば、オリンピック)に独特の意味を与える主要な特性は何か、ということを分析します。そして、その分析に基づいて、スポーツ指導と体育指導は、何が、どのように異なるのか、スポーツや体育指導の在り方を具体的に示して行きます。中学校・高等学校の保健体育科教員になりたい人、スポーツ指導者になりたい人に、お薦めの一書です。

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