図書館の新型コロナウイルス感染症への対応について(更新:2020年5月29日)

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岡本 直輝 先生(スポーツ健康科学部)

 

私は、経済小説や刑事小説を読むことが多い。しかし気分転換にスポ-ツ小説を読むと、新たなスポ-ツ文化が見えてくる。高校生を対象としたスポ-ツ小説には、あさのあつこ氏のバッテリ-が有名である。実際のスポ-ツ現場とはかなり違うけど、スポ-ツ小説は、人の心身を育てる魔力があると締めくくっているところが爽快感を感じさせる。
また、新書コ-ナ-を見ていると、必ずリ-ダ-、コ-チングというワ-ドを見る。ほとんどの図書に共通することは、人を観察し、褒めそして指摘し、育てるという3つの力である。どの本も同じことが書かれているように思う。でも読んでしまうのは、自分が著者ほど、汗や涙を流すほど苦労をしていないからだと思う。
しかし、ビジネスコーチング本に示されていない言葉は、「補欠」である。ところがスポ-ツコ-チングは必ず「補欠」を出すが、この補欠選手に焦点をあてた本は少ない。「補欠」から目をそらせているのではなく、どのように彼らの気持ちを描けばいいのか難しいところなのであろう。
今後、補欠で悩み苦しむ選手の心、そして補欠を出さなければならない指導者の胃痛、家族を犠牲にしてまで選手と向き合う指導者の信念等を描いた本を探したいと思っている。


『風が強く吹いている』
三浦 しをん 著(新潮文庫)

ふとしたことで、同じアパ-トに住む10名のメンバ-が箱根駅伝をめざすことになった。走ることの思いが皆違う。その思いを日々の練習のなかで、共有していくランニング風を感じる。自分も何か限界に向かって取り組んでみたいと思わせるメッセ-ジがいくつも詰まっている疾走青春小説である。

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『がんばっていきまっしょい』
敷村 良子 著(幻冬舎文庫)

映画にもなった青春スポ-ツ小説。進学校でボ-ト競技で全国大会を目指す女子生徒たちの揺れる心が描かれている。DVDを見なくても、生徒たちの表情まで見えてくる。立命館大学ボ-ト部には失礼だが、ボート競技は高校ではかなりマイナ-だが、面白くて一気に読んでしまう。そして必ず、クラスの仲間と「立命レガッタ(秋季にボート部が主催)」に参加したいと思ってしまう。

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『10(ten)』
堂場 瞬一 著(実業之日本社文庫)

立命館大学ラグビ-部の試合応援の帰りに本屋に立ち寄って購入してしまった。 ラグビ-でリ-グ四連覇を目指す強豪校に、大監督の急死。引き継いだ監督を巡って選手やOK会が、様々な想いで動く。でも勝たなければならないという大きな使命が選手たちにある。そんな選手たちを動かす体育会という伝統の魔力を感じる。
読んでいると、チームワ-クとは何? 監督の役割って何? キャプテンの役割は何?と問いかけてしまう。

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『監督心』
保坂 淑子 著(実業之日本社)

高校野球の取材から、読者に伝えたい監督像を保坂氏はまとめておられる。多くの監督は、文字にできない汗や涙を流す。優勝した一瞬だけ自分を褒める。明日からは、また挑戦監督として胃が痛む仕事に没頭する。監督が流す汗と涙が育てる「指導力」を感じる。

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『監督を決める仕事』
祖母井 秀隆 著(ダイヤモンド社)

ほとんどの監督、コ-チの仕事内容を人に語れない。基本は、自ら動き、選手や仲間と話し、環境を整え、選手を育てること。その当たり前のことを綴ったビジネスマネジメント本。どうしてもスポ-ツ指導者、スポ-ツ選手は自画自賛が下手。こんなふうに監督業をPRするのかという視点で読んみると、なんだ~と思う。

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『オリンピック物語』
結城 和香子 著(中公新書ラクレ)

今年はブラジル・リオデジャネイロでオリンピックが開催される。そして2020年には東京オリンピックが控えている。10年前に発刊された図書であるが、オリンピックの歴史を光と影という視点でまとめている。女性参加、冷戦、ド-ピング、テロといった歴史を学ぶことができる。スポ-ツ健康科学部の学生には、ぜひ読んでもらいたい。

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『野村再生工場』
野村 克也 著(角川oneテーマ21)

本学卒業生である古田敦也氏(殿堂入り)を育て優勝した元ヤクルトの監督。そして阪神、楽天でも数々の実績を残した。読売巨人軍の王、長嶋の陰に隠れた苦労から選手を叱る、褒める、教えるという3つの視点で独自の指導法を確立している。特にプロの世界で引退が見え始めた選手らをもう一度花を咲かせた指導力の持ち主。野村氏の観察力は凄い!と感じさせてくれる新書。野球経験者は、必ず読んでおくべきだと思う。

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『宇津木魂』
宇津木 妙子 著(文春新書)

女子ソフトボ-ルチ-ムが2008年北京オリンピックで金メダルを獲得した。このタイトルは、宇津木氏の苦労がなくては成し得なかった。最新のスポ-ツ科学と言われるけど、やはり監督(指導者)は、選手を信じ、選手を観察し叱り・褒め、そして迷って、悩み選手と向き合っていくことが最も大切。「将来選手を教えたい」と夢見る人、ビジネスのリ-ダ-になりたい人、宇津木氏の苦労を少しでも感じてほしい。

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『サッカ-名監督のすごい言葉』
桑原 晃弥 著(PHP文庫)

指導者は、選手らの士気を高める魔法の言葉を持つべきだ。ぜひ教科書として読んでほしい。

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『オシムの言葉』
木村 元彦 著(集英社インタ-ナショナル)

スポ-ツ関係者ばかりでなく、ビジネスリ-ダ-の研修会にオシム氏の言葉が用いられている。オシム氏とはどんな経験をし、選手たちに何を伝え、選手の士気をどのように高めようとしたのかを考えてほしい。

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『知的コ-チングのすすめ』
勝田 隆 著(大修館)

コ-チング教本として、参考にできる事柄を分かりやすくまとめておられる。中学校、高等学校の指導者を目指す方は、ぜひ参考にしてほしい。科学的なコ-チングをしたいという方にとっては、お薦めの図書。

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