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竹内 あい 先生(経済学部)

 


今回のテーマ : 『「読みやすかった」「考えさせられた」洋書・専門書』

『科学哲学の冒険 : サイエンスの目的と方法をさぐる』
戸田山和久著(NHK出版、2005年)

「科学とはどのような営みなのだろう?」この問いを巡り行われてきた様々な科学哲学の議論について解りやすく説明してくれる、科学哲学の入門書です。学生と先生の対話形式で書かれているので、読みやすく解りやすいです。

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『ゲーム理論と蒟蒻問答』
金子守著(日本評論社、2003年)

これも学生と先生の対話形式で書かれた本です。こちらは、ゲーム理論を一度勉強したことのある人にお薦めしたいです。「混合戦略を取る」「共有知識」「情報がない」とはどういうことなのだろう?ゲーム理論の基本的な概念について考えさせてくれる本です。今でも、読むたびにまた考えさせられています。

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『信頼の構造 : こころと社会の進化ゲーム』
山岸俊男著(東京大学出版会、1998年)

社会心理学者の山岸先生の書かれた信頼に関する本です。「信頼」という言葉は多くの意味で使われますが、これを丁寧に整理・定義することで信頼に関するいくつかPuzzlingな結果を解いていきます。また日本とアメリカの信頼の構造の違いについても書かれています。専門書ですが、とても読みやすいです。

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『ミクロ経済学 : 戦略的アプローチ』
梶井厚志, 松井彰彦著(日本評論社 、2000年)

私は会話式の本が好きなのかもしれません。この本は、ある町のパン屋さんをめぐるお話の部分と、そこで起きている現象の理論的な説明部分からなるゲーム理論の本です。難易度は少し高めですが、ゲーム理論が初めての方でも読むことが出来ます。学部時代からとても好きな一冊です。

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『Prisoner's dilemma』
William Poundstone(Anchor Books, 1992)

ゲーム理論の創設者のひとりであるジョン・フォン・ノイマンはコンピューターの基礎を作った人であり、偉大な数学者でもあります。この本は、そんなフォン・ノイマンの伝記的な側面の強いゲーム理論を紹介してくれる本です。また、東西冷戦についての記述も詳しく、そのような状態をどう理論的に考えていたのかを知ることが出来ます。

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『Predictably irrational : the hidden forces that shape our decisions』
Dan Ariely(HarperCollins, 2009) 他

経済学の仮定と異なり実際の人々は非合理的ですが、非合理性にも方向性があります。この本は、人の非合理性を様々な例を使いながら軽快な口調で紹介してくれます。ちょっと授業では使えない例や話もあったりしますが、エキサイティングです。英語が苦手な方は、日本語訳もあります。なお、著者は「高いプラセボ薬は安いプラセボ薬よりもよく効く」という研究成果で、イグ・ノーベル賞(医学賞!)を受賞しています。

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『Oxford Collocations Dictionary for students of English』
chief editor, Colin Mclntosh ; editors, Ben Francis, Richard Poole(Oxford University Press, 2009)

「これはテーマと合わないのですが、おすすめしたい一冊です。Collocations Dictionaryは使ったことありますか?これは言葉と言葉の相性を教えてくれる辞書です。例えば、heavy rain や strong wind とは言うけれど、strong rainとは言いません。このようなネイティブではないと中々知ることの出来ない言葉の相性を調べることが出来ます。英語のさらなるスキルアップをしたい方におすすめです。

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『1984 : a novel』
George Orwell(New American Library, c1977) 他

これとこの次の本は専門書ではなく小説です。最近では村上春樹の「1Q84」が有名ですが、こちらはOrwellの1984。今となっては1984は過去ですが、情報統制が敷かれた近未来のお話です。時代の違いはありますが、あまり古さは感じません。読んでいて背筋がぞっとします。この著者のAnimal Farmもおすすめです。

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『Flowers for Algernon』
Daniel Keyes(Harcourt, c1994)

この本は、高校生の時の英語の授業の課題図書だったのですが、面白くて一気に読み終わらせてしまったのをよく覚えています。人に取って大切なことって何だろう…と考えさせられた一冊でした。わけあって、つづりの間違っている単語が沢山出てきます。始めの方は辞書を使ってもダメです。きっとこの単語だろう…とローマ字読みして当てていく作業が必要で、それもまたおもしろいです。

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『Governing the commons : the evolution of institutions for collective action』
Elinor Ostrom(Cambridge University Press, 1990)

これは専門書です。ノーベル経済学賞を女性で初めて取ったエリノア・オストロム博士の共有資源管理に関する名著です。外部性について勉強するときに、4種類の財について勉強しますよね。これはその中のCommon pool resourceについて、様々な地域でどのように共有資源が管理されてきたのか、共有資源が上手く管理されるための制度やルールはどのようなものか、沢山の実例をもとに書かれた一冊です。

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