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田中 照純 先生(経営学部)

 

今回のテーマ:乱読の楽しみ
~経営学から小説、そしてエッセイまで~

まず、経営学の専門分野から学生の皆さんに読んでほしい本を数冊、あとは私の趣味であり、同時に生きがいにもなっている絵画と音楽に関するエッセイから数冊、そして小説ならこの一冊とばかりに、いろんなジャンルから独断と偏見で、もっぱら私の好みを中心に選んでみました。さぁ、じっくり乱読を楽しんで下さい。


『現代企業論』
菊池敏夫著(中央経済社 2007年)

いま経営学で話題になっている二つのテーマ、それは企業の社会的責任(CSR)とコーポレート・ガバナンスだが、本書はそれらのテーマについて企業の所有構造と政府規制の視点から解き明かしている。

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『現代ビジネスの革新者たち』
D.A.レン, R.G.グリーンウッド著(ミネルヴァ書房 2000年)

アメリカ経営学の歴史的な発展過程を追跡し、テイラーやフォードなど初期時代に活躍した人々から現代の偉大な思想家ドラッガーまで、彼らの学説や思想だけでなく実際の生活ぶりも紹介されており、 経営学を築いてきた人々の素顔に触れることができる。

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『企業倫理をどう問うか』
梅田徹著(日本放送出版協会 2006年)

現実に活動する企業経営にとって、いま最も鋭く問われているのは企業倫理をどう実践するのかという問題だが、その今日的なテーマについて世界中の多国籍企業に焦点を当てながら、具体的な事例を含めて 分かりやすく解説してくれる。

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『近江商人ものしり帖』
渕上清二著(三方よし研究所 2006年)

私たちのキャンパスがある滋賀県はもちろん昔は「近江の国」、その地から輩出して日本中で商業活動を展開したのが近江商人、彼らのベンチャー精神や三方良しの経営理念は、いま現代社会において 企業経営のあるべき姿を示すものとして注目されている。

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『「いき」の構造』
九鬼周造著(岩波書店 1966年)

「いき」とは何ぞや、私たちが日頃何気なく使う「いき」という言葉、本書はそれを哲学的に考えて、その構造に迫ろうとする。本書の論文が、初めて世に問われたのは1930年代とかなり古いが、それ以来 多くの人々に愛読されている。

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『二十四の瞳』
壺井栄著(新潮社 2005年)

泣き虫先生と12人の子供たちが繰り広げる小豆島でも学校生活、その底流には作者の暖かい人間愛が脈々と流れている。因みに4年ほど前、私にもゼミ旅行で小豆島を訪れた楽しい思い出がある。

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『フェルメールとオランダの旅』
星野知子著(小学館 2000年)

私にとって、生きがいの一つは何と言っても絵画であるが、その分野からエッセイを一冊。  フェルメールといえば、誰もが名画『真珠の耳飾りの少女』で知っている17世紀に活躍した画家。 さぁ、彼の画いた絵を追ってオランダの旅に出てみましょう。

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『ぼくのマンガ人生』
手塚治虫著(岩波書店 1997年)

私の大好きなヒューマニティ溢れる手塚マンガ、誰もが愛する「鉄腕アトム」をはじめ数々の名作を残した著者が、自らの生い立ちから60年の人生を興味深く語っている。

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『米原万里の「愛の法則」』
米原万里著(集英社 2007年)

作家、エッセイストとして活躍した著者は、もともとロシア語の訳者だったが、そうした多様な仕事を通して、「人はコミュニケーションを求める生き物だ」という強い信念を獲得することになる。

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『高嶋ちさ子の名曲案内』
高嶋ちさ子著(PHP研究所 2008年)

私にとって二つ目の生きがい、それはもちろん音楽だが、本書ではヴァイオリニストの著者が、クラシックの名曲を自らのエピソードを含めて自由自在に解説してくれる。

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