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上田 眞理砂 先生(経済学部)

 


今回のテーマ : 「リスニング」 「イギリス」

『イギリス英語リスニング・ブック』
上田眞理砂, Iain Davey著(語研, 2004年)

イギリスを旅してみたい。イギリスへ留学してみたい。イギリスで暮らしてみたい。イギリスで勤務したい。そんな夢や希望を全て実現した著者が執筆した一冊です。British English のリスニングに興味があれば是非。イギリスの意外な話もたくさん記載されてあり、読書後はイギリスについての知識がかなり増えます。中国語に翻訳され台湾でも出版。CD付き。

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『英語のリスニングストラテジー : コミュニケーションのための実践演習』
JACET関西支部リスニング研究会著(金星堂, 2011年)

日本人英語学習者にとって最も苦手とするリスニングを系統立てて、懇切丁寧に解説。効果的にリスニング力を養成する一冊です。合計14名の大学教員が総力を挙げて執筆。薄いので少々やる気がなくても取りかかりやすいです。テープ付き。

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『完全攻略リスニング25の鉄則』
Michael A. Rost, Robert K. Stratton著(ピアソン・エデュケーション, 2000年)

多くの日本人を惑わせているreduction(リスニングにおける音の短縮や脱落)に焦点をあて、系統的にまとまられたリスニングの力が飛躍的に伸びる一冊。前半で25の鉄則を学習し、後半で実践練習できるのが面白い。CD付き。

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『英語リーディングの科学 : 「読めたつもり」の謎を解く』
卯城祐司編著(研究社, 2009年)

「読めたつもり」になっていて、その英文について質問されても答えられず、理解できていなかった、ということはありませんでしたか?英語指導の教員用に執筆されてはいるが、記述は難解ではなく、内容も大変面白い。専門用語を極力抑えられているので、プロ(教員や応用言語学の研究者)でなくても読めます。6名の執筆者全員が英検研究助成・研究部門で受賞している精鋭陣。

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『音声英語の理論と実践』
杉森幹彦 [ほか] 共著(英宝社, 1997年)

日本語の音声と比較しながら、実際のコミュニケーションにおいて発生する様々な英語の音声現象を詳しく解説。特に、第4章の「英語の音声変化」では、リスニングの力が飛躍的に伸びる知識が得られる。また第3章と第5章では、スピーキング能力の大きな要因であるアクセントやイントネーションが集中的に学習できる。「英語発音のポイント」が15項目もあり音声も確認でき一冊で2技能に有益。テープ付き。

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『Jane Eyre』
Charlotte Bronteë ; introd. by William Peden(Random House, 1950年 他)

682頁と分厚いが、平易な英語なので、高校卒業程度の読解力で読めます。出版された1847年当時、イギリスでは女性が執筆することは、世間が許さなかったので男性名で出版されました。
メディアライブラリーに、この話のVHSがあるので「観てから読む」、「読んでから観る」楽しみもあります。160年昔のイギリスで、就職したい女性にどんな選択肢があったのか、当時の文化やものの考え方に興味がある方にお勧めの一冊。

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『The woman in black』
Susan Hill(Penguin Books, 1984年)

過去23年間、現在に至るもまだLondonで上演されている大変怖い、背筋が凍り付くような話です。原書はわずか160頁。簡単な英語で、登場人物も少なく、簡単に読めます。今迄一度も原書で読んだことがない人にお勧めです。 http://www.thewomaninblack.com/でvideo trailerを観られます。Londonにいく予定のある人は、上記のサイトでこのお芝居の予約もできます。

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『エンデュアランス号漂流』
アルフレッド・ランシング [著](新潮文庫 , 2001年)

英国での実話。1914年、南極探検隊員募集の新聞求人広告で選ばれた28名の隊員と隊長は、南極大陸横断に挑む。が、その途上、船は氷で破壊され、想像を絶する漂流が始まる。飢餓、極寒、疲労、病気。生還できないであろう絶望的な運命。絶望的などん底から這い上がるための、隊員一人一人の不屈の精神、絶対に諦めない隊長の強いリーダー・シップ。そして。17ヶ月後、誰一人、命を落とすことなく奇跡的に全員が無事生還。人間の勇気の素晴らしさに涙する一冊。

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『イギリスのある女中の生涯』
シルヴィア・マーロウ著(草思社, 1994年)

実話。今から110年前に、イギリスで牛飼いの娘として育ち幼い頃から女中奉公に出た女性の実話です。当時のイギリスの底辺庶民の暮らし、女中の仕事の惨めさ、辛さ、階級社会の掟が克明に書かれています。今の日本で「女中」は差別用語で、「お手伝いさん」としなければなりません。しかし、「女中」という言葉でしか伝わらない、残酷なまでに厳しい現実がかつてのイギリスにあったことがわかります。「人生を生き抜く闘志」と「他者への優しさ」を知る一冊。

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『図説 ヴィクトリア朝百貨事典』
谷田博幸著(河出書房新社, 2001年)

イギリスのヴィクトリア朝(1836-1901)当時の日常雑貨品を「写真」で紹介している。牛乳、靴、コルセット、自転車、水浴機械(更衣室とプールが一つになってるもの)、シャワー、電話、トイレ、トイレットペーパー、お風呂、下着、流行した髪型、3D眼鏡、乗り物、安全棺(万が一、生き返った時、外部へ連絡できる装置がついている棺)など、とにかく面白い、興味津々の一冊。

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