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衣笠・平井嘉一郎記念図書館での4月の展示について

衣笠・平井嘉一郎記念図書館では、2019年4月の展示企画として
「白川静の世界~最新の寄贈資料から~」 を開始しています。
 本展では、皆様方の大先輩でもある本学・白川名誉教授のご遺族により2018年9月に寄贈いただいた希少な資料の中から、特に新入生の皆様方に向け選りすぐったものをご紹介する機会として展示しました。
 白川博士は、わが国と中国とが東アジア地域において文化的類型性をもつという広い視野に立ち、中国最古の文字資料である殷・周の甲骨文や金文に対して体系的な研究を行い、中国および日本の古代文化について独創的な研究を築き上げました。その学説は世に「白川文字学」と称され、内外の学界において高い評価を得ました。数万片の甲骨資料をすべてトレースして書き写すという、世人にはなしがたい基礎作業を通して、漢字の原義を字形学的に体系化し、その真意を解明した字説は、1900年間もの長い間、字源研究の聖典として権威をもった後漢の許慎「説文解字」の誤りを正しました。60余年におよぶ漢字研究の成果を、独力で大冊3部の字書(「字統」、「字訓」、「字通」)に編算し、漢字文化の豊かな世界を広く世人に理解せしめ、今後の文字表現のあるべき道を示唆しました。
「白川静の世界」をお時間の許す限りご鑑賞いただけましたら幸いです。

■展示テーマ「白川静の世界~最新の寄贈資料から~」
■主   催立命館大学図書館利用支援課
■展 示 会 場立命館大学衣笠キャンパス平井嘉一郎記念図書館1F・ギャラリー
■展 示 期 間2019年4月2日~5月31日

展示期間は変更する場合があります。
本展示は、図書館入館ゲート外で開催するため、どなたでも自由にご覧いただけます。
展示の公開時間は、平井嘉一郎記念図書館の開館時間に準じます。
 開館スケジュールは、立命館大学図書館ホームページをご確認ください。
ご来館の際は公共交通機関をご利用ください。