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日本語学ゼミの卒業論文ポスター発表会を開催しました。

1月24日に、日本語学ゼミの卒業論文ポスター発表会を開催しました。この発表会は、口頭試問に代えて卒業論文の成果を発表する場として開催するもので、今年度が初の開催です。

卒業論文提出者全員(24名)が発表し、3回生の日本語学ゼミ生をはじめ、日本語研究に関心を持つ1回生・2回生も参加しました。会場では、各ポスターの前で4回生と下回生とが熱心に議論したり、卒業論文に向けて4回生からアドバイスを受ける光景が見られました。

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初めての試みでしたが、4回生にとっては、準備の過程で卒業論文を振り返ることもでき、まさに4年間の学びの集大成の機会となりました。また、3回生にとっては、卒業論文に向けて刺激を受ける場となりましたし、1回生・2回生にとっては、日本語研究について具体的に知るいい機会となりました。

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2023年度卒業論文ポスター発表会プログラム
【第1部】
「長崎弁キャラクターにおける方言使用状況の比較-方言の濃度に着目して-」
「『枕草子』における副助詞「など」について」
「高校サッカーテーマソングの歌詞の計量的分析」
「助動詞「べし」の文法的意味と人称の関係 ―会話、手紙、詩を対象として―」
「漫画における王子・王妃・部下による役割語について」
「類義語研究 ー「イケメン」「ハンサム」「男前」ー」
「江戸古典落語における「ねえ」の位相差」
「会話における「なるほど」の用法分析」
「商品名におけるオノマトペの計量的研究―コンビニ3社を中心に―」
「子供向け番組の主題歌における歌詞分析―らしさの演出に焦点を当てて―」
「インターネットの普及に伴う「炎上」の意味変化」
「コーパスを用いて類義語「タッチする」「触る」「接触する」の分析と比較」
「「さらに」における用法の歴史的変遷」

【第2部】
「類義語「限界」「限度」「極限」の意味分析」
「言語景観から考える「ご遠慮ください」の禁止強制力」
「類義接頭辞「日本」と「和」のはたらき ―「製」・「食」・「風」・「映画」との接続を例として―」
「定家の好み ー和歌の計量的分析ー」
「校歌における歌詞の計量的分析 -「校歌らしさ」とはどこからくるのか-」
「聞き手が「分かりやすい」と感じる話し方の分析」
「待遇コミュニケーション的日本語会話研究―「場面」の観点から―」
「書き文字の流行と変遷 −90年代以降の少女たち−」
「子供の名前に関する考察ー明治45年から令和3年までの名前を参考にしてー」
「ミュージカルナンバーにおける役割語研究―感動詞による"キャラ付け"―」
「企業広告文とキャッチコピーについての多元的考察-「男」と「女」の使用例より-」

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