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2018.04.20

加護野忠男先生を囲んで,第17回ファミリービジネス研究会が開催されました

講義風景1  さる4月16日(月),第17回ファミリービジネス研究会が大阪梅田キャンパスで開催されました。今回は一般社団法人ファミリービジネス研究所と共催,かつ同研究所関西セミナー一周年という事で,同研究所所長の加護野忠男教授(甲南大学特別客員教授)にお話しいただきました。講演のテーマは,「経営戦略の継承を考える」というものでした。では,講演要旨を紹介しましょう。

 事業継承がうまくいったという場合,経営戦略の継承がうまくできたかどうかが重要なポイントになります。先代の時うまくできていたことが行き詰まってくるのは,①環境変化が起きたせいか,②競争相手が賢くなるという場合が考えられます。そこで経営戦略のイノベーションが必要になりますが,経営戦略のイノベーションというのはリスクが大きいということも理解しておく必要があります。戦略継承の成功例を見ると,①顧客の絞り込み,②極限追求,③サービタイゼーションが,共通項として浮かび上がります。それぞれ,どんな事例があるかを見ていきましょう。

 経営が不調になると,あれこれの顧客を取り込みたいと対応することがよくありますが,逆に顧客を絞り込むことが状況を打開することにつながる成功事例があります。これにより成功を収めているのが,中川政七商店,神戸ポートピアホテル,星野リゾート,プライミックス,ダンキンドーナツ等です。神戸ポートピアホテルは「コンベンションホテル」をコンセプトに掲げましたが,数万人の参加規模をもつ医学系の学会の誘致に成功してからうまく回るようになったといいます。関西発のミスタードーナッツの善戦も,お客様を「名刺を持っていない人:主婦・女子高生・若いOL」に絞り込んだ店づくりが奏功したといいます。極限追求で成功しているのが,新政,獺祭,セブンドリーマーズ,林原などです。セブンドリーマーズの阪根さんは,「1千万円もするゴルフのシャフト」や「睡眠時無呼吸症候群に対応する商品」など変わったものを手掛けるのが得意ですが,これが成功のカギとなります。サービタイゼーションで成功を収めているのは,トラスコ中山,三浦工業,カワニシHD,シスメックス等です。愛媛のボイラー企業である三浦工業は,故障に対するメンテナンスによる利益が2分の1だといいます。病院や料理屋など,ボイラーを止めることができない事業者がいるからです。このような戦略イノベーションをつうじて,成熟した商品・サービスできっちり勝つことが,とくにファミリービジネスが見習うべきイノベーションであり,しぶとく生き残っているファミリービジネスに見られる特徴です。

 加護野先生にはその蘊蓄を留まるところなく披歴いただきたいところでしたが,この日は一周年を記念した懇親会が控えており,盛大な拍手とともにファミリービジネス研究会の幕を閉じました(了)。

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2018.04.09

新入生オリエンテーションを実施しました。

 経営管理研究科では、4月1日(日)13時より、大阪いばらきキャンパスにて新入生オリエンテーションを行いました。教学ガイダンスでは、マネジメントプログラムとキャリア形成プログラムの両方の新入生が参加し、本研究科のカリキュラムを履修するにあたってのポイントの説明を各分野の教員から受けました。その後、情報システムガイダンスと図書館ツアーを実施し、さらに、具体的な履修方法について職員スタッフから説明を受けました。
 ガイダンス終了後には、18時よりウェルカムパーティをA棟1階のCamping Kitchenで開催し、在学生であるM2生や経営管理研究科校友会(RIMO)のメンバーもたくさん参加して、新入生、教員、在学生、修了生との交流が活発に行われました。


  

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2018.03.21

RBSの学位授与式を開催いたしました

2018年3月21日(水)に本学大阪いばらきキャンパスにて、2017年度後期学位授与式が執り行われました。
学位授与式の式典の後、C471 教室において、経営管理研究科教授陣と校友会RIMO 正副会長が見守る中、 奥村陽一研究科長より、修了生49 名に経営修士(専門職)の学位記が授与されました。 また、標準修了年限にて優秀な成績を修めた6名の修了生に表彰状と記念品が贈呈されました。 最後に各ゼミや修了生同士の記念撮影が行われ、盛況のうちに学位授与式を終えました。 修了生の皆様の今後の活躍を心よりお祈りいたします。


  

 

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2018.03.20

台湾国立成功大学の一行を迎え、国際交流プログラムを実施しました。

        
3月1日(木)から3月2日(金)にかけ、台湾の名門である国立成功大学(National Cheng-Kung University)より、蔡燿全教授と許經明助理教授、そしてMBAプログラムを中心とする学生13名を迎え、国際交流を行いました。RBSからは9名の学生が参加しました。プログラムの概要は以下の通りです。

◇3月1日◇

講義風景1 午前は大阪池田にあるカップヌードルミュージアムを訪問しました。日清食品の創業者である故安藤百福氏は、成功大学が位置する台南市で育ち、後に、働きながら立命館大学専門学部経済科(夜間部)で学びました。そうした縁を背景としての企画でしたが、ミュージアムではチキンラーメンを原料からつくるという本格的な体験をし、安藤百福氏のものづくり魂の一端に触れることになりました。


講義風景1 午後は大阪いばらきキャンパスに移動し、小菅准教授のファシリテーションの下、サービスマネジメントに関するセミナーを開催しました。前半は、いかに高付加価値・低コストのサービスを生み出せばよいかという問題意識を共有し、成功大学とRBS、双方のチームが既存サービスのリデザインについて英語でプレゼンテーションを行いました。後半は、サービスプロセスの「流れづくり」とそれを支えるチームワークについて学ぶために、紙飛行機を用いたゲームを行いました。学生同士、言語の壁を超えて必死にコミュニケーションをとる様は熱気にあふれていました。

◇3月2日◇

講義風景1 午前は京都における地域活性化と観光マーケティングをテーマとして、町家をリノベートして宿泊施設として運営する株式会社庵町家ステイを訪問しました。能の実演に触れた後、三浦充博社長に、市内の町家を案内していただきました。伝統とモダニティの融合など、文化的資源の保存とビジネスを両立させるための考え方について学びました。台南市も、京都と同様に古民家の活用による地域活性化を推進しているため、行政実務に当たる成功大生などから活発な質問が飛び交いました。

講義風景1 午後は日本の老舗ファミリービジネスにおける経営を学ぶために、京都の乾物メーカーである株式会社真田(屋号 山城屋)を訪問しました。真田佳武氏(会長)と真田千奈美氏(専務)は夫婦そろってRBSの修了生であり、一行の訪問をあたたかく受け入れてくださいました。工場見学に続くレクチャーでは、山城屋が問屋からメーカーへ転身した経緯や、ヒット商品の背後にある生産者との関係性について教えていただきました。企業の永続性を中心に据える経営のあり方は、成功大生に鮮烈な印象を残したようです。

講義風景1 このほか、学生同士一緒に京都観光をしたり、飲食を共にしたりして、双方の学生同士の親交も深まっていきました。プログラムは成功に終わり、RBSと成功大学はこれからも相互交流を続け、関係を発展させていくことを誓い合いました。

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2018.01.12

第14回RBSファミリービジネス研究会が開催されました。

さる1月10日(水),大阪梅田キャンパスにて第14回目のファミリービジネス研究会(本研究科校友によるテーマ別研究会)が開かれました。今回も,一般財団法人ファミリービジネス研究所との共催で行い,同研究所理事の加護野忠男先生がファシリテーターとしてご参加下さいました。

ファミリービジネス研究会  今回のテーマは,昨年11月に台湾で開催されたファミリービジネス国際学会の報告と,「ファミリービジネスの国際化:信頼構築」をテーマとする討論でした。2017年11月15~17日,IFERA(International Family Enterprise Research Association)による国際学会が台湾で催され,そのファミリービジネス・デイにおいて本研究会メンバーである真田千奈美氏(RBS修了生)が講演されました。ファミリービジネス研究会大好評を博したという,その演題は,’Yamashiro-ya: A Story of Female Leaders’ (山城屋:女経営者三代記)というもの。煮干問屋「山城屋」(1904年創業)から始まった株式会社真田の隆盛と事業転換の歴史(1958年~食品問屋,1982年~乾物メーカー)について,これを担った女性経営者たちの奮闘ぶりを交えて披瀝されました。事業とファミリーの継承について示唆に富む事例を,当日の風景さながらの和服姿と英語版のプレゼンシートで再現いただきました。

ファミリービジネス研究会  後半は,ファミリービジネス研究所副所長の秋澤光先生による信頼構築論の整理と討論を行いました。ファミリービジネスとて事業の国際化は容易ならず,外国人のコミットメントを得ようとすれば,関係するネットワークにおいて一定のポジションを得ること,すなわち「信頼」の積み上げが決定的に重要です。とくに取引関係が法的にルール化されておらず,裁判権も自らが保持していない場合は,ネットワークだけを頼りとして取引を行わざるを得ません。「山西商人」(中国)や「近江商人」(日本)が血族を担保にして商取引を行っていた史実や,取引ネットワークを動かすことによる「報復的制裁」(その逆の「助け合い」)の実施など,信頼の構築と維持には一方ならぬ努力が求められます。とくに華人とのビジネスにおいて深く認識されるようになってきた信頼構築やネットワークについて,ファミリービジネス研究ではどのように考えてきたのか,今深めるべきホットな論点であることが共有されました。今回も尽きない議論を打ち切って,懇親会へと席を移しました。

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2018.01.11

「経営管理研究科院生のページ」移行のお知らせ

2018年1月11日(木)より「在学生のみなさんへ(在学生の方へ)」は、manaba+Rの「経営管理研究科院生のページ」に移行しました。
manaba+Rの「経営管理研究科院生のページ」では、受講登録・試験・成績に関わる案内や各種プログラム・制度を紹介するHPへのリンクを掲載しています。

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2017.12.26

年末・年始のお知らせ

2017年12月27日(水)~2018年1月4日(木)まで窓口は閉室とさせていただきます。
※2018年1月5日(金)より、通常業務を開始します。

メールでのお問い合わせ、資料請求、公開講義・入試説明会等へのお申込みは随時受け付けておりますが、 お問い合わせのご返答や資料発送は5日からの対応となります。

ご不便をおかけいたしますが、よろしくお願いいたします。

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2017.12.15

2018年度、永田稔氏、花村信也氏が専任教員として着任いたします。

【各教員プロフィール】

永田 稔 教授

永田 稔 教授
専門分野
人的資源管理、異文化マネジメント

主な経歴
1990年に松下電器産業に入社し、人事部門で業務に従事した後、退職し、カリフォルニア大学ロスアンジェルス校アンダーソンスクールにてMBAを取得。その後、マッキンゼーアンドカンパニー・ジャパンにてコンサルタント、ワトソンワイアット(現ウィリスタワーズワトソン)にてディレクター兼組織人事コンサルティングチーム部門長としてコンサルタントおよびマネジメント業務に従事。現在は㈱ヒトラボジェイピー代表取締役として、コンサルタントとして活躍している。

主な業績
共著(2008)『不機嫌な職場』講談社現代新書
共著(2015)『リーダーシップの名著を読む』日経文庫
単著(2016)『非合理な職場』日本経済新聞出版社

花村 信也 教授

花村 信也 教授
専門分野
ファイナンス

主な経歴
1983年に日本興業銀行に入行し、1990年代以降は一貫してM&Aに関する業務に従事し、2001年にみずほ証券に移籍後も様々なセクションにてM&A業務を担当。2011年に同社執行役員、2014年に常務執行役員を歴任し、現在は㈱Thomas Nitzsche代表取締役として、主にM&Aに関するコンサルタントとして活躍している。また、2002年にデューク大学Fuqua School of BusinessにてMBAを取得、2011年早稲田大学大学院商学研究科博士後期課程を修了し、博士(商学、早稲田大学)。

主な業績
単著(2012)『M&Aと会計情報に関する理論的、実証的研究』早稲田大学出版部
共著(2013)『会計情報のモデル分析-論文解題-』国元書房
共著(2016)『経営者による報告利利益管理:理論と実証』国元書房

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