トランスフォーメーションをテーマとする本年度「戦略経営」講義は、20年以上にわたりコンサルティング業界の最前線で活躍中の長谷部智也マネジング・ディレクターをお呼びして、トランスフォーメーションを「利益を数年で数倍に押し上げるレベルの変革を成し遂げること」と定義したうえで、フルポテンシャルの実現から、周辺領域・グローバライゼーションへ、そして、賢いピボットに至る変革の道程についての講義をいただいた。
もはや、はやりのバズワードの時代を過ぎた、デジタライゼーションと、サステイナビリティ（オールステークホルダー主義）を必要条件とする変革は、当たり前であり、かつ、BPO（ビジネスプロセスアウトソーシング）や、デジタル・ワールドでのエコシステムの形成などの、今までの経営の境界（バウンダリー）を超えた変革が可能になる時代を前提に、高い目線での改革の方向性について目を開かれる講義となった。
受講生も大いに刺激され、「いかに、日本の会社、組織」を大胆に動かしていくかというテーマに関する質問も相次いだ。大変刺激的な時間になったと思う。