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ゲストスピーカー

2023.10.29

BtoBデジタルコミュニケーション:BtoB企業にとっての意義と課題

気賀 崇

気賀 崇

イントリックス株式会社 代表取締役

講義
経営管理特殊講義Ⅲ 「デジタルマーケティング」
担当教員
鳥山 正博 教授

イントリックスの創業社長気賀崇氏に「BtoBデジタルコミュニケーション:BtoB企業にとっての意義 と課題」と題して講義をいただいた。以下がその要旨である。
日本のB2B企業は発信について控えめ過ぎる。B2Bの特徴はターゲットが絞られていること、購買決定までのリードタイムが長いこと、伝えるべき情報が多いこと、買い手が欲しい情報も明確であることである。そのためB2Bのコミュニケーションにおいて重要なのは認知よりも理解なので、コンテンツ量 ・ UIの質・ システムが鍵である。この情報量こそがトラフィックを産むのだ。SNSやメディアサイト等発信媒体はいろいろあるが、それらはあくまでオウンドメディア訪問までのきっかけに過ぎない。グローバルな製造業であれば事業・製品・エリアが多岐にわたり目的も企業情報・ブランディング・宣伝・アフターサービス・採用等多岐にわたるため自社サイトは100を超えることも珍しくなく言わば「都市」とでもいうべき規模である。B2B企業サイトは企業活動すべてそのものである。それを上手く設計運営するには長期の全組織的な取り組みが必要である。
自らも悩む受講生も多くリアルな質疑応答が活発になされ、講義後も熱が冷めやらぬ様子であった。