ベンチャー・キャピタリストとして長年活動されている樺澤哲氏をお招きし、10/23に大阪梅田キャンパスで開講された事業創造に続いての登壇となった。社会人経験のない受講生からの事前質問に基づき、導入では、スタートアップとベンチャー企業の違い、日本におけるスタートアップの課題や起業支援などの現状を紹介していただいた。
コーポレートVC(CVC)については、自身のパナソニックでの経験を踏まえた具体的な事例を示し、今後のCVCの方向性としては、経営戦略視点にオープンイノベーション3.0、Collective Impact、IPランドスケープを導入する必要性を説かれた。また、組織としてのAbsorptive Capacity(吸収能力)の重要性にも言及された。講義後のコメントレポートでは、日本におけるスタートアップを増やすための施策として、幼少期からのアントレプレナーシップ教育の充実や起業家を支援するエコシステム構築の重要性を主張するものが多く見られ、実践的で学びの深い講義であった。