手塚治虫展―世紀をつなぐ作品とメッセージ

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2001年度事業報告

2001年度は以下の特別展が行われ、ご好評のうちに終了しました。
2002年度も様々な特別展やイベントを企画中です。お楽しみに!
詳しくは、立命館大学国際平和ミュージアムまでお問い合わせ下さい。
(TEL:075-465-8151)

開催趣旨

立命館大学国際平和ミュージアム・ラウンジの壁面には、ミュージアムの理念を象徴するものとして手塚治虫の「火の鳥」のモニュメントが掲げられています。手塚治虫はその作品の中で、人類の黎明から悠久の未来まで、欲望に葛藤する人間の姿を描いていますが、この特別展は「火の鳥」に象徴されるような人間社会のありようを、あらめて皆さんと考えようと開催したものです。
手塚治虫がこの世を去って13年の月日が経ちますが、手塚の作品は今日でも読み継がれています。それは、端的にいえば、手塚作品の先見性、普遍性の朽ち果てることのないリアリティによるものです。自己を含む人類はどのようにあったらよいのか、現実世界に目をふさがず、旺盛な研究意欲を発揮し、真摯に人間の原点を問いつづけたのでしょう。手塚作品に描かれた平和・生命・宇宙に関するメッセージは、人類に対する応援歌というべきものです。
この間、私たちは手塚プロダクションとともにこの特別展を企画してきましたが、一個の人間として、手塚治虫はどのように知性を発揮し、漫画を通して自己実現していったのか、それを演出できればと努めてきました。本特別展が、21世紀をむかえた人類世界の今後、また、私達一人ひとりの人生と自己実現を考える場になれば幸いです。

会場案内[京都]

会 期 2001年5月25日(金)~ 6月15日(金)
会 場 立命館大学国際平和ミュージアム 中野記念ホール
開館時間 9時30分~16時30分(入館は16時まで)
休館日 月曜日(5月28日 6月4・11日)
参観料金 大人300円 中・高生250円 小学生150円(常設展もご覧いただけます)
主 催 立命館大学国際平和ミュージアム
協 力 手塚プロダクション、宝塚市立手塚治虫記念館
後 援 京都府教育委員会、京都市教育委員会、滋賀県、大津市、草津市
参観者 8,274人

会場案内[滋賀]

会 期 2001年6月19日(火)~6月29日(金) 会期中無休
会 場 立命館大学びわこ・くさつキャンパス エポックホール
開館時間 9時30分~16時30分(入館は16時まで)
参観料金 大人200円(大学生100円) 高校生以下無料
参観者 3,510人

記念講演会と鼎談

日時・会場 5月25日(金)14時00分~ 立命館大学末川記念会館ホール
講 師 松谷孝征(手塚プロダクション社長)
鼎 談 者 松谷孝征(手塚プロダクション社長)、牧野圭一(京都精華大学教授)、安斎育郎(立命館大学国際平和ミュージアム館長)

フォーラム[京都]

日 時 6月14日(木)14時50分~17時00分
会 場 立命館大学国際平和ミュージアム K209会議室
コーディネーター 吉村和真(京都精華大学表現研究機構マンガ文化研究所専任研究員)

フォーラム[滋賀]

日 時 6月27日(水)16時00分~18時00分
会 場 エポック立命21 309会議室
コーディネーター 吉村和真(京都精華大学表現研究機構マンガ文化研究所専任研究員)
主 催 立命館大学国際平和ミュージアム
協 力 手塚プロダクション、宝塚市立手塚治虫記念館
後 援 京都府教育委員会、京都市教育委員会、滋賀県、大津市、草津市

※両会場ともお車でのご来館はご遠慮ください

学園通信rswebの手塚治虫展情報もご覧下さい。

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