第49回ミニ企画展
「戦時中の新聞・広告・ビラ」展
開催趣旨
明治維新以降、日本は、海外に占領地や植民地を獲得し、資源の確保を目指しました。15年戦争でも、中国や東南アジアを侵略して得た資源や物資で戦争を続けようとしました。しかし、戦局が悪化して占領地や輸送手段を失うと、国内は物資や資源の欠乏状態になりました。
当時の新聞記事や広告には、航空ガソリンの原料として松の根から作る松根油(しょうこんゆ)の重要性が記され、松根油を掘る小学生の姿が紹介されています。15年戦争では、全国民が戦力であり、戦局が行き詰まると、小学校の授業が戦争を援護する労働に切り替えられました。これは、現在の小学生の祖父母の世代が小学生であった60余年前の出来事です。
今展では、戦時中の新聞やチラシ、生活に関連する資料約30点を展示します。
会 期 | 2009年8月1日(土)~8月30日(日) |
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休館日 | 月曜日 |
会 場 | 立命館大学国際平和ミュージアム 2階ミニ企画展示室 |
時 間 | 9:30~16:30(入館は16:00まで) |