第47回ミニ企画展示
友禅図案(絵摺り)に描かれた『韓国併合』
開催趣旨
友禅染や西陣織は京都を代表する染物です。その設計図である「図案」の中には戦争や植民地支配に関連する図案もありました。こうした図案からは、「銃後」におけるもう一つの戦争・植民地支配の姿が見えてきます。
本展では、明治末~大正期当時に流行した友禅図案を紹介すると共に、「日韓併合」記念図案を展示します。近代化の影響を大きく受け発展した伝統工芸が如何に当時の世相と関わっていたか、伝統工芸が如何に当時の世相を受け止めていたのか、今日から見れば異質に映る伝統工芸の側面をご紹介します。
また、5月30日(土)にシンポジウムも開催する予定です。「韓国併合」を描いた友禅図案をどのように読み解くのか、1910年前後に友禅に「韓国併合」がいかに描かれたのか、そしてその歴史的意味とは何かについて考えます。
会 期 | 2009年5月23日(土)~6月21日(日) |
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休館日 | 月曜日 |
会 場 | 立命館大学国際平和ミュージアム2階 ミニ企画展示室 |
時 間 | 9:30~16:30(入館は16:00まで) |
参観料 | 大人400円、中・高生300円、小学生200円 |
主 催 | 立命館大学グローバルCOE日本文化デジタルヒューマニティーズ拠点 |
共 催 | 立命館大学国際平和ミュージアム |
シンポジウム | ◆「友禅図案(絵摺り)に描かれた『韓国併合』」◆ 日 時:2009年5月30日(土)13:00~15:00 |