11月22日(水)、上映会&監督座談会 『アリランのうた―オキナワからの証言』を開催しました!!

11月22日(水)、上映会&監督座談会 『アリランのうた―オキナワからの証言』を開催しました!!

会場の様子

 

 11月22日(水)17:00より秋季特別展「儀間比呂志版画展―沖縄への思い―」関連企画として、映画『アリランのうた―オキナワからの証言』の上映会を開催しました。その後19:00からは、朴壽南監督と本学文学部 庵逧由香教授が登壇し、映画についての座談会を行いました。
 映画『アリランのうた―オキナワからの証言』(朴壽南監督、1991年)は、沖縄戦で犠牲となった「朝鮮人軍夫」や「朝鮮人慰安婦」の実態を体験者の証言映像で伝えるドキュメンタリー作品です。韓国や沖縄で撮影された証言映像には、当時の様子を生々しく語る人、改めて沖縄の地に戻って記憶を確かめる人、加害側となった経験を告白する人など、それぞれの証言者の体験した沖縄戦が語られていました。
  上映後の座談会では、参加者からの質問に答えながら、朴監督が映画を通して表現してきたことや今の若い世代に伝えたいことなどをお話いただきました。会場に来ていた25名の参加者からは「貴重な証言を収めたドキュメンタリーだと思いました」、「戦時中、沖縄で実際の状況を見てきた方々が発言されているので、リアルで当時の状況をつよく感じられました」などの感想をいただきました。
 
 儀間比呂志氏は、本作品の広報用ポスターの版画を担当したことがきっかけで沖縄戦で犠牲となった朝鮮半島出身の軍夫や慰安婦をテーマにするようになり、1995年には『沖縄戦 朝鮮人軍夫と従軍慰安婦』(清風堂書店)を出版しました。朴監督とは晩年も交流があり、映画『ぬちがふぅ(命果報)―玉砕場からの証言―』(2012年)では、儀間氏の作品が登場しています。
 秋季特別展「儀間比呂志版画展―沖縄への思い―」は、12月23日(土・祝)まで開催しております。ぜひご観覧ください。

「儀間比呂志版画展ー沖縄への思いー」詳細はこちら⇒


朴壽南監督   学生の感想に答える朴監督

▲朴壽南監督

 

学生の感想に答える朴監督


 


ページの先頭へ