EPS: English for Policy Science

「英語を」学ぶのではなく、政策科学にかかわるトピックや研究方法を「英語で」学びます

政策科学部では、「英語を学ぶ」のではなく、政策科学にかかわる様々なトピックや研究方法を「英語で学ぶ」ためのEnglish for Policy Science (EPS)という科目群があります。本学部を卒業するためにはEPS科目のなかから、8単位以上を修得することが必要です。必修科目はなくすべて選択制です。

EPS科目のタイプ

EPS科目は、次の3つのタイプに分類されます。分類の基準は①学習素材の言語、②授業内アクティビティの言語、③成績評価対象(試験答案、報告書等の成果物)の言語が、それぞれ英語なのか日本語なのかによります。

EPS科目のタイプ図

Type A

Type Aは、上の3つの言語(①②③)のすべてが英語です。教養的な内容を含む科目、専門基礎的な科目、専門科目など内容は多岐にわたりますが、授業そのものの使用言語が英語ですので、将来、英語圏等に留学を希望する学生にとっては、一種の疑似留学体験の意味ももっています。また一部の科目は実際に英語基準の留学生が受講しますので、クラス内で教員のみならず留学生ともintercultural communicationを実践する場ともなります。

英語基準で入学した留学生と、ともに英語で学ぶ政策科学専攻の学生たち。

Type B

Type Bは上記の①〜③のうち、①を英語とするものです。入門レベルから高度に専門的なものまで含めて、政策科学の学習に必要な基本概念、理論、争点を概説する英語文献を講読する授業を行ないます。また、授業によってはアカデミックな英語のリスニングを行います。専門的な英語はきちんとした論理構造に基づいて書かれています。専門的な英語を学ぶことで、学問的な知識を深めるだけでなく、論理的かつ批判的に思考する能力も養うことを目標としています。

TypeB応用のプロジェクト「いきなりポスターセッション」

1回生前期末に二つのクラス合同で行いました。社会科学入門のテキ ストを読んで、個人でコングロマリット(複合企業)について調べた内容を、初めてグループになった他のクラスのメンバーと一時間でポスターに仕上げました。付箋はコンテストの表。このチームが優勝しました。

同じく「いきなりポスターセッション」の完成ポスター。

「いきなりポスターセッション」の作業風景。

TypeBの応用「なりきりナレーター」プロジェクト

1回生です。アメリカの報道番組を試聴し、台詞を聴き取って場面にあわせて演じます。またその問題の背景を調べ、考察します。このチームが優勝しました。

Type C

Type Cは③をPBL(Project-Based Learning)型の英語学習を中心に組み立てられます。学習の成果物を授業内成績評価の対象だけでなく、何らかの程度と意味における社会貢献に結びつけるプロジェクトとして授業が編成されます。プロジェクト例としては、以下のDecoding Kyoto Projectのように、英語化されていない重要な情報を英語化するものや、立命館大学広報ビデオなど日本語の動画に、英語の字幕をつけるなどのプロジェクトがあります。

TypeCの代表的プロジェクトDecoding Kyoto(京都を解読する!)

最初のプロジェクトKiyamachi Walkerです。地元の商店街との連携が注目され、お祭りにも参加、交番でも重宝されました。

  • TypeCのDecoding Kyotoの第二弾
    銭湯を取り上げ、小冊子とウェブにて公開しました。外国人にも大変好評でした。この美しい冊子はウェブページからも参照可能です。
  • TypeCのDecoding Kyotoの第三弾
    京都・伏見の日本酒を取り上げ、小冊子とウェブにて公開しました。 新聞などの取材も多数受けました。この美しい冊子はウェブページからも参照可能です。

TypeCの最新プロジェクトMaking Subtitles in English

1回生後期のプロジェクトとして、立命館大学の広報ビデオBeyond Bordersに英語字幕をつけました。大学制作の英語吹き替え版より平易な表現を用いて、non-native speakersや聴覚が不自由な方への配慮も行っています。なお、この作品は2013年度父母教育後援会教育賞を受賞しました。


政策科学部は、EPSの科目の受講を通じて政策科学の知識と英語運用能力を深化、向上させ、政策科学部政策科学科CRPS(Community and Regional Policy Studies)専攻の講義科目の履修を奨励しています。