野田 岳仁

野田 岳仁 助教

野田 岳仁助教

専門分野

環境社会学、地域社会学、観光社会学

プロフィール
1981年岐阜県関市生まれ。2004年立命館大学政策科学部卒業後、水問題に取り組むNPOを運営。2015年3月早稲田大学大学院人間科学研究科博士課程修了。早稲田大学人間科学部教育コーチ、青山学院大学兼任講師、駒沢女子大学非常勤講師を経て2015年4月本学着任。博士(人間科学)。専門は社会学(環境社会学・地域社会学・観光社会学)。
研究・教育
環境保全政策、まちづくり政策、コミュニティ政策について、社会学の視点から研究しています。こんにちの環境保全政策やまちづくり政策には、住民の参画や協働が必要とされるようになっています。ところが、その一方で、住民は意見をコロコロ変えて何を考えているのかわからないともいわれます。住民や地域社会の考えを理解するには、現場に暮らす人びとの立場に立って、住民たちの価値観を分析することが不可欠です。これまでの研究では、現場に暮らす生活者の立場に立つという環境社会学の視点から、地域社会の論理や住民たちの価値観の解明を試みてきました。

最近では、地域社会が取り組みはじめた“アクアツーリズム”という観光実践に注目しています。アクアツーリズムとは、地域社会に現存する湧き水や洗い場といった地域の水資源を観光資源として活用することで環境保全と地域活性化を目指す新しいツーリズムのひとつです。アクアツーリズムが興味深いことは、近代観光が前提としてきた観光客の自由や自発性を著しく制限した観光であるにもかかわらず、観光客はそれをむしろ歓迎し、アクアツーリズムの魅力にさえなっていることです。地域社会が取り組むアクアツーリズムの論理とその仕組みを明らかにすることを通じて、近代観光とは異なるオルタナティブな観光のあり方を模索しています。
メッセージ
フィールドに調査に出かけて地元の人たちの言葉に耳を傾けていると、それまでの常識や自分の考えが揺さぶられる瞬間に出会うことがあります。そのときに、思い切って常識や自分の考えを捨てる勇気を持ってください。自分の考えを相対化して、現場の人びとの立場に立つことではじめて見えてくる景色があるからです。そこから見える美しい景色をみなさんと一緒に眺めていきたいと思っています。それがフィールドから学ぶ“政策科学”という学問の醍醐味でもあるのです。
キーワード
社会学、民俗学、水環境問題、環境保全、まちづくり・観光、地域文化、環境史、災害史、コミュニティ、NGO・NPO