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三浦なつきさん(政策科学部4回生)が第1回現場で役立つ復興論文大賞(地域創造基金さなぶり賞)を受賞

政策科学部4回生の三浦なつきさんが第1回現場で役立つ復興論文大賞(地域創造基金さなぶり賞)を受賞しました。本賞では東日本大震災からの復興・創世記の5年間(2016年~2020年)において各地域が取り組むべき課題やテーマなどを広範な調査・研究結果から導き出すことを目的として、広く論文が公募されました。全69件の応募の中から受賞が決定しました。

三浦さんの研究テーマは、東日本大震災後の防潮堤建設の政策決定過程分析です。特に、この過程において「防潮林」というアイディアが採用される一方で、その他のアイディアが採用されなかったのはなぜかということに問題意識を持ち、一次資料と関係者のインタビューによって丹念に追って詳細な記述を行いました。災害からの復旧・復興の計画が立案される際、官僚組織内から出るアイディアのみならず、官僚組織外の専門家など持つさまざまなアイディアや住民の意向をいかに反映させていくかは、民主主義国家の政治システムを考える上で、極めて重要な課題です。三浦さんは学部4回生ながら、専門家でも困難な日本の政策決定の核心の部分に迫り、1つの解を提示しました。

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