■ 第52回関西高等学校アメリカンフットボール選手権大会

関西決勝 僅差で敗れる

Kansai Final, narrowly loses

2023年6月18日(日)王子スタジアムで行われた、第52回関西高校選手権決勝で、立命館宇治高校Panthersは 関西学院高等部Fightersと対戦し16-17の僅差で準優勝となりました。なお、個人賞として奥川杯(敢闘賞)を立命館宇治の山本依武希選手が選ばれました。

また、この試合には、ブラスバンド部、チアリーダー部が応援に駆けつけ、選手たちに勇気を与えてくれました。

Team 1Q 2Q 3Q 4Q Total
立命館宇治高校 Panthers
3
7
0
6
16
関西学院高等部 Fighters
7
0
3
7
17

試合は立命館宇治のキックオフで始まった。関西学院のキックリターンは、ゴール前まで進むビックリターン。 関西学院にゴール前1yから中央のランプレーでタッチダウンを決められ、7点を奪われる。 攻守替わって、立命館宇治のオフェンスは6分間のドライブを続け敵陣3yまで攻め込み、 フィールドゴールで3点を返した。3-7。 再び立命館宇治のキック。 ここで、立命館宇治ディフェンスは関学の攻撃を仕留め、フィールド中央から再び攻撃権を獲得。 このシリーズはパスとランを織り交ぜドライブを続け、2度のファーストダウンを更新し敵陣に突入するも、 ランプレーの途中でファンブルしたボールをKG選手に押さえられ、ターンオーバー。 関学2度目の攻撃も立命館宇治ディフェンスは4回で仕留めて、自陣20yからの攻撃。 立命館宇治のドライブは敵陣へ踏み込み、最後はロングパスでタッチダウン。10-7と逆転に成功する。 そしてKG3度目の攻撃も4回で仕留め、前半残り1分。 立命館宇治はここで、ランプレーでロングゲインを獲得。敵陣13yまで攻め込む。 KGも必死のディフェンスで前に進めず。3rdダウンでパンサーズはタッチダウンパスを狙うもインターセプトされる。 KGの攻撃は進めず、時間が終わり前半終了。

後半は立命館宇治のオフェンスから。しかし、関学のディフェンスに阻まれパント。 関学の攻撃はQBキープとランプレーでゴール前23yまで進まれ、フィールドゴール3点を奪われる。 10-10の同点。 返す立命館宇治は、キックリターンでフィールド中央まで戻し、ここからオフェンスは敵陣20yまで進み、 フィールドゴールを狙うが、キックをブロックされ得点ならず。 関学の攻撃は自陣20yからロングパスをとおし、大きく前進。ゴール前25y。 関学はリバースプレーを選択。このプレー中に立宇治に反則が発生。ゴール前10yに。 関学は最後はパスでタッチダウンを獲得し、得点は10-17と均衡が崩れる。残り8分。自陣25y。 立命館宇治の攻撃は4回でパント。 そして関西学院の攻撃も4回でパント。 双方ディフェンスの圧力が光る。 残り5分で立命館宇治のオフェンスが回ってくる。 ランプレーで刻みながら前進し、ここかという場面でロングパス。 これが通り、ゴール前17y。そして、4度ランプレーでゴールラインを越え、タッチダウン。16-17。 立命館宇治はタイムアウトをコールし、逆転を狙い、トライフォーはプレーを選択。 それを見た関西学院もタイムアウトをコール。 ここが勝負の分け目。 ショットガンフォーメーション、RBが左にシフト、Cからボールを受けたQBがキープして左に走る。 上がりの早い関学DBが襲いかかる。タックルされたQBはゴールラインを越えられず、膝をつく。 トライフォー失敗。1点ビハインドのまま。 残り2分半。 オンサイドを試みるもボールはKGの選手の腕の中に。 このあと、KGに自陣10yまで攻め込まれるがディフェンスが食い止める。この間にタイムアウトを使い切る。 残り50秒。 立命館宇治オフェンスはファーストダウンを1度更新するも、時間の壁に阻まれ、負けが確定した。

 

photo by N

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