試合は、前半立命館宇治の攻撃で始まるもパントに終わり、佼成学園の攻撃に。立命館宇治ディフェンスは佼成学園のオフェンスを止められず次々とファーストダウンを奪われ、最初のシリーズで7点を奪われる。続く立命館宇治のオフェンスも佼成に阻まれ、得点につながらず。その後、佼成オフェンスにランプレーで70ヤードを走り切られTDを奪われる。0-14。佼成学園の攻撃力の強さを見せつけられる。このままでは終われない立命館宇治オフェンスはパスプレーを取り入れ、ターゲットを絞らせないようにプレーコールを発し、ファーストダウンを繰り返しゴールまで辿り着き、右奥へのパスを通し、7点を返した。7-14。しかし、すぐ後のキックリターンで佼成に痛恨のリターンタッチダウンを奪われ、7-21。しかし、この後のキックリターンで立命館宇治は36ヤードのビックリターンでフィールド中央のポジションから攻撃。前半終了間際にタッチダウンパスを成功させ14-21と1ポゼッション差に詰め寄り、前半を折り返した。
後半、佼成学園の攻撃を食い止めると、立命館宇治オフェンスは、4thダウンギャンブルを3度繰り返しゴール前に迫り、今度は左奥へのパスを成功させTDで同点。21-21。立命館宇治のキックは佼成陣地奥深く突き刺さる。佼成学園のオフェンスをなんとか凌ぎ切った立命館宇治ディフェンス。立命館宇治オフェンスはラン・パスで進もうとするが佼成も必死。立命館宇治のパント。佼成陣地の20y付近へ落ちる。ボールが転がるが不規則な動きとなり、佼成のリターナーが取り損ねる。そこへ立命館宇治の選手がボールに飛び込む。ボールを確保したのは、キャプテン梅田。再びパンサーズのオフェンス。残り時間40秒。タッチダウンを狙うが届かず。残り2秒。立命館宇治はフィールドゴールを選択。プレッシャーがかかる中、キッカーが蹴ったボールはゴールポストの真ん中を抜けた。24-21。時計は残り時間0。絶対王者佼成を追い上げて倒した瞬間。
試合の様子はハドルチャンネル
(写真:アフロスポーツ)
この日チアリーダー部が駆けつけてくれ、スタンドには、新幹線でやってきた生徒・保護者、そして関東に在住する卒業生の大応援団が大きな勇気を与えてくれました。みなさま、本当にありがとうございました。