News

  1. Home
  2. News
  3. IBコース1年生Pre_CASハイキング

カテゴリー

年度別

月別

高校

IBコース1年生Pre_CASハイキング

毎年恒例のIBコース1年生のPre-CAS Hikeが行われました。Pre-CASとは、本格的にIBが始まったときのCASの準備として、CASの理解を深めるために、事前に学校が準備した企画を体験し、その振り返りを記録する練習のために行うものです。CASとはIBのコア科目のひとつです。それぞれの生徒は学習以外に、「創造性の向上」「活動」「奉仕」を最低18ヶ月継続し、学習の成果を報告することが求められています。IBはこのようなコア科目を設置することで、人間性をバランスよく育てるように仕組みを作っています。

コースは近鉄壷坂山駅から高取城跡、そして壺阪寺を経由して近鉄壷坂山駅に戻るという往復10kmのルート。5つの班に分かれ、それぞれの班にはIB2年生がリーダーで入ってくれました。また、このコースを知り尽くす卒業生2名(彼らは9月に海外大へ旅立ちます)もサポートで来てくれました。高取町はキトラ古墳で有名ですが、広大な縄張りを持つ山城があったのです。

高取城は奈良盆地の南端、標高584m、ふもとの町との標高差は400mです。元は14世紀の南北朝時代の南朝のために築城したものを戦国時代に筒井順慶により復興され、江戸時代には、徳川譜代の上村氏が二万五千石の居城として明治維新まで続いた城です。山の地形を生かした広い縄張りと堅牢な石垣が特徴です。現在は建造物が無く、石垣のみが残されています。

高取城への道は初心者コースとは言うものの急な斜面の山道があり、休憩を取りながら進んでも息が上がり、汗が吹き出します。天気が曇りで、途中少し雨がポツリ、ポツリと落ちてくるようになり、気温がさほど上がらなかったのは幸いでした。

高取城跡に着くと、お昼ご飯。若者はたちまち元気を取り戻し、鬼ごっこや木登りを楽しんでいました。帰りは、ゴミ拾いをしながら帰る予定でしたが、中止して雨が強まる前に帰る判断をし、例年より少し早く駅で解散しました。





戻る