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【EIZO DAYS】03:モーションデザイナーをめざしてアニメーションを極めたい!

2016.07.22

EIZO DAYS

2007年設立の立命館大学映像学部。
とにかくまだまだ「知る人ぞ知る」存在です。

そんな学部を知っていただくには、まず在学生を紹介するのが一番なのではないか?!私たちはそう思いました。
なぜ、映像学部を選んだのか?入学してから戸惑いや苦労はなかったのか?今映像学部でどんなことに熱中しているのか?など、学生の声を通して映像学部についてご紹介します。


モーションデザイナーをめざしてアニメーションを極めたい!

【episode03】百武美優さん(2016年度3回生、北原ゼミ所属、大阪府出身)

高校での所属が映像デザイン科でした。元々絵を描くのが好きで、アニメも大好きでした。高校には絵を描く学科もありましたが、自分は絵を仕事にできるレベルではないなと感じて、写真・動画などの映像を撮っていました。 大学受験を考えた時、マンガ・アニメ学科のあるところや「芸術大学」なんかも視野に入れていましたが、情報収集するうちに、そういった大学は芸術に特化はしているけど「つくっておわり」というイメージがどうしても拭えなくて。その点、映像学部はつくったものをいかに発信・流通させるかということも学べる。コンテンツビジネスにも興味があったので、最終的に映像学部に決めました。

入学してからは、「これを頑張ろう」とかいうことは特に何も決めていなくて、実写・ビジネス・ゲームなど色々幅広く浅く学んでいた感じです。それで2回生の前期にたまたま「絵を描くのが好き」という友人と『交響詩篇エウレカセブン』というアニメの「動き」がとにかくすごいっていう話になって。その時に絵を描くのが好きだった自分と、アニメの「動き」に興味があった自分が融合して、「CG(コンピュータグラフィックス)だ!」ってひらめいたんです。それでCGゼミをめざすことにしました。

CGには、「2D(2次元)」「3D(3次元)」があって、平面の絵を動かす2Dは絵と絵をつなぎあわせて動きをつくるため画力が求められる一方で、立体物を動かす3Dは一度キャラクターをつくってしまえばそれをソフトを使って動かせるので、特に「動き」に興味があった自分には3Dが向いていると思いました。もちろん動かし方はすごく知識が必要です。それはもう地道な作業です。


2回生の「CG実習Ⅰ」の最終課題を3回生になってブラッシュアップしたもの


2回生「CG実習Ⅱ」での制作動画『たまご』

3回生前期の「CG実習Ⅲ」の最終課題

CGゼミに入ってからは、一人一作品の制作。北原先生は学生の作業を見て回りながら個別指導をおこないます。先生の指導は就職活動をかなり意識したものになっていて、それぞれの「個性」を伸ばし、客観的で説得力のあるポートフォリオの「見せ方」を一緒に考えてくださいます。とても厳しいです(笑)でもありがたいです。


現在ゼミで制作中の作品に登場する主人公※現在制作途中

これから4回生卒業研究に向けて、もっともっとアニメーションを極めたいと思っています。将来はキャラクターなどにアニメーションをつける「モーションデザイナー」の道に進みたいと考えています。 映像学部でCGアニメーションを学びたいと思っている高校生の皆さんに伝えておきたいことは、画力も大事だと思いますが、カメラや画面の演出などの「カメラワーク」も非常に大事だということです。この感性を養うためには、映画はたくさん観ておくこと。特にメモをして残しておくことなどしなくても、きっと自分の作品に役立つ何かが心に蓄積されると思います。


★百武さんが所属する北原(CG)ゼミの作品展示会「mix up!」が開催されます!!★

開催期間:7月28日(木)~8月1日(月)11:00~18:00※最終日は16:00まで

開催場所:ちいさいおうち Gallery Little House

               京市下京区四条室町角鶏鉾町47 →「mix up!」公式サイト

昨年度「mix up!」の様子はコチラ!※開催場所は昨年から変更になっております。ご注意下さい。

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次回は、北野(映像評論)ゼミの五十嵐季旺さん

をご紹介します。

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