ニュース
ゲスト講義実施報告 2026春 「新領域デザイン・アート学特殊講義」
- 2026年9月
- 学生生活・活動報告
2026年5月22日、株式会社丹青社デザインセンター関西デザイン局2部チーフプランニングディレクターである津田 真氏、株式会社丹青社デザインセンター 関西デザイン局2部 部長である高辻 純哉氏を研究科授業「新領域デザイン・アート学特殊講義」にてゲストとしてお迎えしました。

本講義は、空間づくりによる課題解決の事業とミュージアムの設計・運営事例を中心に、参加型・対話型展示の設計思想、そしてAI時代におけるデザイン/アートの価値について横断的に解説しました。
具体の事例として立命館大学国際平和ミュージアムのリニューアルと、京都伝統産業ミュージアムのリニューアルをとりあげ、両者に共通して「情報を空間化し、空間で情報を展開する」往還の思考と、来場者の能動的参加を促す体験設計について解説が行われました。
また講義後半ではAIの台頭がデザイン/アートと教育に与える影響を議論し、時間性・身体性・過程・偶然性、人文知/身体知の再評価、ミュージアムの「本物に出会う」機能の価値向上について出席者をまじえた討議が行われました。
学生は、事例解説について積極的に質問するとともに、後半の討議においても、自身の研究プロジェクトや職業経験に照らして、重要な論点を数多く提起しました。事例自体はミュージアムのデザインを取り上げるものでしたが、オーディエンスに「学び」や「自己変容」のきっかけを与える場の創造というテーマに敷衍して、受講生はそれぞれの立場から理解を深めることができました。
ライブ配信型のメディア授業でしたが、事前にミュージアム見学と課題図書を課したうえでの授業であったので、立体的な理解が得ることができました。