立命館大学 デザイン・アート学部 / 大学院デザイン・アート学研究科

2年制に加え、自らのテーマを
1年間で集中して修める
社会人向けの1年制課程を設置

博士課程後期課程
※2027年4月 設置構想中

デザイン・アート学研究科では、主に社会人を対象とした1年制と、様々な領域の学部からの進学者を対象とした2年制を設けています。両課程ともに、デザイン・アートの専門教育を受けていない方も受験可能です。

1年制は、「新領域デザインストラテジー専修」と「新領域アートディレクション専修」の2つの専修から構成されます。修士論文に代えて、ご自身の仕事や活動をテーマとした「課題研究」を行うことで修士課程を修了することができます。課題研究にあたっては、デザイン・アートの様々な領域の専門性を持つ教員から直接指導を受けることができます。また、平日6時限*を中心とするライブ配信型授業*やオンデマンド型授業*の科目から主に構成され、オンライン学修のみで修了に必要な単位を取得することも可能です。

2年制は、主に学部からの進学者を想定し、自身で研究テーマを定め、修士論文または課題研究を作成します。デザインやアートの専門学部・学科だけでなく、様々な学問分野からの進学を歓迎しています。平日5*・6時限*を中心とするライブ配信型授業*やオンデマンド型授業*に加え、一部対面授業の科目(研究指導科目等)が必修となります。

*5時限(16:40~18:15)、6時限(18:25~20:00)
*ライブ配信型授業:開講曜日・時限を決めて開講され、Zoom等で実施。リアルタイムで出席する必要ある科目
*オンデマンド型授業:毎週指定された動画等を視聴し、教員や学生同士とコミュニケーションを取りながら、課題等に取り組む科目。リアルタイムでの出席は不要。

*デザイン・アート学研究科では、2027年度の博士課程後期課程を設置構想中です。
修士課程修了後に、研究的な視点から専門性をさらに高め、将来的なアカデミックフィールドでの活躍を目指すことも可能です。 ※設置計画は予定であり、内容は変更となる場合があります。

修士課程1年制

自身の実務経験や活動を起点に、デザイン・アートの視点から学びを深める1年制コース
「新領域デザインストラテジー専修」と「新領域アートディレクション専修」の2専修を設置

カリキュラム

★… 新領域デザインストラテジー(NDS)必修科目
☆… 新領域アートディレクション(NAD)必修科目
●… 新領域デザインストラテジー(NDS)、新領域アートディレクション(NAD)必修科目
※開講期間が実際と異なる場合があります。

新領域デザインストラテジー専修

育成を目指す人材像

本専修では、社会環境や市場の変化を的確に捉え、デザインの知を戦略的に活用して新たな価値のあり方を構想し、あるべき生活世界の理念を描く人材の育成を目指します。近年、多様な産業・公共領域でこのような人材のキャリア形成が急務となっています。美的感性を駆使し、国際的な視野から組織や事業の新たな可能性を見出す力を重視するとともに、デザインの対象を再定義し、新たなデザイン領域を生み出す戦略的職能を涵養します。

カリキュラム / 授業の特徴

社会人が抱える実務課題を起点に、 学修で得た知見や視座を研究指導科目と連動させ、課題研究として体系的にまとめる構成としています。デザインに関わる社会や組織のあり方を多角的に読み解く理論的アプローチと、現場の状況を捉え直す実践的アプローチを往還的に学ぶことで、 経験を理論的に再構成し、 その成果を実務へ還元する力を高めます。これにより、複雑な社会・組織に対して洞察力と構想力を発揮できる戦略的デザインの専門性を育みます。

新領域アートディレクション専修

育成を目指す人材像

本専修では、アートを社会の文脈の中に位置づけ、社会環境や市民のニーズを的確に捉え、国際展開・地域活性化・文化振興に貢献できる人材の育成を目指します。芸術や文化のキュレーション活動を博物館や美術館にのみに閉ざさず、美的感性とデジタル技術を駆使して領域を拡張し、多様な産業・公共領域に応用できる人材が必要となっています。広い意味でのアートプロジェクトを戦略的に展開できるアートマネージメントの能力を涵養します。

カリキュラム / 授業の特徴

京都を中心にして、国内外に存在する日本の芸術・文化資源を対象に、学修で得た知見やデジタル技術を研究指導科目と連動させ、自身のプロジェクト研究として体系的にまとめる構成としています。アートに関わる豊富な知識や社会や制度を理解する理論的アプローチと、現場主義の実践的なアプローチを往還的に学ぶことで、経験を理論的に再構成し、その成果をプロデュースする力を高めます。国内外の様々な地域・社会でのアート活動を、洞察力と構想力をもってデザインする戦略的アートディレクションの専門性を育みます。

修士課程2年制

様々な領域の学部からの進学者を対象とした一般的な修業年限の2年制コース

カリキュラム

●… 必修科目
※開講期間が実際と異なる場合があります。

デザイン・アート学研究科において
人材育成目的と3つのポリシー

1. 人材育成目的

 デザイン・アート学研究科は、美的感性に裏打ちされた「問題解決力」「問い直し力」「共創力」「問題発見力」「創造的思考力」を総合して高度に発揮しながら他者と積極的に協働し、その能力の社会的意義と効用を評価することによって、多様な社会や組織において、フィジカルからデジタルに拡張し融合した未来社会を感性豊かに創造できる研究者および高度専門職業人を育成することを目的とする。

2. 学位授与方針 (ディプロマ・ポリシー)

 デザイン・アート学研究科は、研究科則に規定する修了要件(必修科目を含む30単位以上を修得し、かつ修士論文または課題研究の審査に合格すること)を満たしたことをもって、以下の資質・能力(教育目標)が達成されたものとみなし、「修士(デザイン・アート学)」の学位を授与する。

① 知識・技能

  1. (1) フィジカルからデジタルに拡張し融合したデザイン・アートに関わる専門的な知識を戦略的に活用することができる。
  2. (2) フィジカルからデジタルに拡張し融合したデザイン・アートに関わる専門的な技能を戦略的に活用することができる。
  3. (3) 多様な社会や組織において、フィジカルからデジタルに拡張し融合した未来社会を感性豊かに創造できる。

② 思考力・判断力、表現力等の能力

  1. (1) 美的感性に裏打ちされた「問題解決力」「問い直し力」「共創力」「問題発見力」「創造的思考力」を総合して高度に発揮することができる。
  2. (2) 多様な社会や組織において、デザイン・アートに関わる専門的な知識と技能を戦略的に活用してリーダーシップを発揮できる。
  3. (3) 多様な社会や組織において、新たな社会活動を実践的に前進させ、組織運営を具体化できる。

③ 主体性を持って多様な人々と協働して学ぶ態度

  1. (1) 他者と積極的に協働し、デザイン・アートに関わる社会実践における新たな問題を汲み上げることができる。
  2. (2) 他者と積極的に協働し、新しい研究領域を開拓してその対象や方法論を提起することができる。
  3. (3) 他者と積極的に協働し、美的感性に裏打ちされた「問題解決力」「問い直し力」「共創力」「問題発見力」「創造的思考力」を総合して発揮される能力の社会的意義と効用を評価することができる。
3. 教育課程編成・実施方針 (カリキュラム・ポリシー)

【カリキュラム構成の方針】

 人材育成目的に掲げた人材を育成するために、デザイン・アート学研究科のカリキュラムは、研究科則に規定される所定単位を修得することを前提に、以下の研究指導科目、新領域デザイン・アート学基盤科目群、新領域デザイン・アートランゲージ科目群により構成される。

○研究指導科目

 ディプロマ・ポリシーに設定した以下の能力を育成するために、研究指導科目を開設する。

  • 他者と積極的に協働し、デザイン・アートに関わる社会実践における新たな問題を汲み上げることができる。
    (ディプロマ・ポリシー:③(1) 「他者と積極的に協働し、デザイン・アートに関わる社会実践における新たな問題を汲み上げることができる。」に対応)
  • 他者と積極的に協働し、新しい研究領域を開拓してその対象や方法論を提起することができる。
    (ディプロマ・ポリシー:③(2) 「他者と積極的に協働し、新しい研究領域を開拓してその対象や方法論を提起することができる。」に対応)
  • 他者と積極的に協働し、美的感性に裏打ちされた「問題解決力」「問い直し力」「共創力」「問題発見力」「創造的思考力」を総合して発揮される能力の社会的意義と効用を評価することができる。
    (ディプロマ・ポリシー:③(3) 「他者と積極的に協働し、美的感性に裏打ちされた「問題解決力」「問い直し力」「共創力」「問題発見力」「創造的思考力」を総合して発揮される能力の社会的意義と効用を評価することができる。」に対応)

 この科目では、研究指導を受けながら、修士論文または課題研究の完成に向けた活動に取り組む。
 特にここで多様な社会実践者および研究者との協働によって身につけられる社会的研究実践スキルは、修了後に多様な社会や組織において活躍するためのキャリア形成に資するものとなる。

○新領域デザイン・アート学基盤科目群

 ディプロマ・ポリシーに設定した以下の能力を育成するために、新領域デザイン・アート学基盤科目群を開設する。

  • 美的感性に裏打ちされた「問題解決力」「問い直し力」「共創力」「問題発見力」「創造的思考力」を総合して高度に発揮することができる。
    (ディプロマ・ポリシー:②(1) 「美的感性に裏打ちされた「問題解決力」「問い直し力」「共創力」「問題発見力」「創造的思考力」を総合して高度に発揮することができる。」に対応)
  • 多様な社会や組織において、デザイン・アートに関わる専門的な知識と技能を戦略的に活用してリーダーシップを発揮できる。
    (ディプロマ・ポリシー:②(2) 「多様な社会や組織において、デザイン・アートに関わる専門的な知識と技能を戦略的に活用してリーダーシップを発揮できる。」に対応)
  • 多様な社会や組織において、新たな社会活動を実践的に前進させ、組織運営を具体化できる。
    (ディプロマ・ポリシー:②(3) 「多様な社会や組織において、新たな社会活動を実践的に前進させ、組織運営を具体化できる。」に対応)

 この科目群では、デザイン・アートに関する研究領域に特化した研究方法論やリサーチ手法、アカデミックライティングなどを学ぶ。

 特にここで多様な社会実践者および研究者との対話によって理解されるあるべき社会のビジョンとその実現のための方法論は、フィジカルからデジタルに拡張し融合した未来社会を感性豊かに創造する役割を担う修了後のキャリア形成に資するものとなる。

○新領域デザイン・アートランゲージ科目群

 ディプロマ・ポリシー(DP)に設定した以下の能力を育成するために、新領域デザイン・アートランゲージ科目群を開設する。

  • フィジカルからデジタルに拡張し融合したデザイン・アートに関わる専門的な知識を戦略的に活用することができる。
    (ディプロマ・ポリシー:①(1) 「フィジカルからデジタルに拡張し融合したデザイン・アートに関わる専門的な知識を戦略的に活用することができる。」に対応)
  • フィジカルからデジタルに拡張し融合したデザイン・アートに関わる専門的な技能を戦略的に活用することができる。
    (ディプロマ・ポリシー:①(2) 「フィジカルからデジタルに拡張し融合したデザイン・アートに関わる専門的な技能を戦略的に活用することができる。」に対応)
  • 多様な社会や組織において、フィジカルからデジタルに拡張し融合した未来社会を感性豊かに創造できる。
    (ディプロマ・ポリシー:①(3) 「多様な社会や組織において、フィジカルからデジタルに拡張し融合した未来社会を感性豊かに創造できる。」に対応)


 この科目群は、「理論」と「技能」に区分され、「理論」では、意味・情報・環境・社会の4視座から学び、「技能」では、アートの視座からデジタル造形表現やフィジカル造形表現を学ぶことに加え、理系視座・文系視座の双方からデザイン・アートに関わる実践の評価法について学ぶ。なお、理論と技能の双方に社会実践スキル科目(デザインリーダーシップ論やファシリテーションデザイン演習)を配置する。

 特にここで身につけられるデザイン・アートに関わる知識と技能およびその戦略的な活用方法は、修了後に職域を問わず多様な社会や組織において活躍するためのキャリア形成に資するものとなる。

【学修方法と学修成果の評価方針】

 本研究科のカリキュラムは、キャンパス内/まち・地域内に留まらず、「社会全体がラーニングプレイス」というコンセプトに基づき、大学の学びをキャンパスやまち・地域の外へと広げ、多様な社会での研究の「場」、企業や社会との連携を重視した実践的な研究の「機会」を創出するとともに、デジタル・インフラもフルに活用した多様な学びと研究の手法を取り入れながら実践される。

 研究指導科目では、修士論文または課題研究の完成に向けた活動に取り組むため、学修の成果を主に研究進捗報告、口頭発表、研究・制作プロセスをまとめたポートフォリオなどによって評価する。
 新領域デザイン・アート学基盤科目群および新領域デザイン・アートランゲージ科目群では、プロジェクトベースの探究活動を基本とし、グループワーク、実習、フィールドワークなどの実践的な学びを通じて、学生が美的感性に裏打ちされた「問題解決力」「問い直し力」「共創力」「問題発見力」「創造的思考力」を総合的に発揮できるよう設計する。これらの科目では、学修の成果を主に制作物やその制作プロセスをまとめたポートフォリオ、プロジェクト成果物、論文、報告書、展示・プレゼンテーション、口頭試問などによって評価する。

<修士論文の評価基準>

  • 研究課題がユニークであるか(研究課題の独創性)
  • 研究目的が学術的および社会的に意義あるものになっているか(研究目的の学術的および社会的意義)
  • 先行研究・事例が検討・吟味され、到達点が踏まえられているか(先行研究・事例との関連性)
  • 調査・実験・制作・分析・評価などにおいて方法が適切か(研究方法の適切性)
  • 研究成果が学術的および社会的に有用であるか(研究成果の有用性)
  • 論理的な構成となっているか(論理の一貫性)
  • 論文として一定の書式に準拠した書き方(表現、表記、注、引用、文献、形式などを含む)がなされているか(書式・文量の適切性)
  • 口頭試問において論文内容の説明および質疑応答が適切に行えたか(口頭試問における論文内容についての応答の適切性)

<課題研究の評価基準>

  • 課題研究は、「制作物」とそれについて論じた「報告論文」を提出するものとする。
  • 「制作物」は、実践を含み、研究が扱う領域や実務に対して実効性のある課題解決や先見性のある問題提起がなされ、実社会に対して新たな価値のある提案と考察が行われているかどうかを評価する。
  • 「報告論文」の評価の規準は、修士論文評価基準に準じる。
4. 入学者受入方針 (アドミッション・ポリシー)

【求める学生像】

 デザイン・アート学研究科では、以下の資質・能力を備えた学生を求める。

① 知識・技能

 美的感性に裏打ちされた「問題解決力」「問い直し力」「共創力」「問題発見力」「創造的思考力」を総合的に発揮し、フィジカルからデジタルに拡張し融合したデザイン・アートに関わる専門的な知識と技能を戦略的に活用するための、学部卒業レベルの知識と技能を有している者

② 思考力・判断力、表現力等の能力

 美的感性に裏打ちされた「問題解決力」「問い直し力」「共創力」「問題発見力」「創造的思考力」を総合的に発揮するために、デザイン・アートに関わる専門的な知識と技能に基づく意思決定や行動によって、多様な社会や組織においてリーダーシップを発揮する意欲と基礎力を持つ者

③ 主体性を持って多様な人々と協働して学ぶ態度

 美的感性に裏打ちされた「問題解決力」「問い直し力」「共創力」「問題発見力」「創造的思考力」を総合的に発揮し、他者との協働とその省察を通した社会実践活動を通して、デザイン・アート領域における新たな問題を汲み上げ、新しい研究領域を開拓するための努力を惜しまない者