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ゲスト講義実施報告 2026春 「質的デザイン評価法 」
- 2026年9月
- 学生生活・活動報告
2026年5月27日、立命館大学OIC総合研究機構 准教授である土元 哲平氏を研究科授業「質的デザイン評価法 」にてゲストとしてお迎えしました。

社会科学におけるオートエスノグラフィー(AE)の定義や歴史、そしてその実践的な可能性について解説をいただきました。客観性を装う伝統的な学術形式への批判から生まれたこの手法は、主観的な感情や内省をあえて表に出すことで、読者との共感的・対話的なコミュニケーションを生み出すことを重視しています。具体的な事例として、演劇教育やデザイン組織の変革、英語教育における協働的な探究などが挙げられました。
デザイン・アート学研究科の院生たちは、なんからの実践研究を行いそれを記述する必要がありますが、科学論文ではない研究の方法は多くありません。そこでオートエスノグラフィーとは非常に親和性が高く、自身の研究において大いに参考になるという意見が聞かれました。院生からは、「ぜひ研究にAEの手法を取り入れてみたいと思いました。沖縄に移住して4年になりますが、日本本土から来る研究者による沖縄のエスノグラフィーも、沖縄県民によるオートエスノグラフィーもたくさんあるように感じています。沖縄で生活する楽しさは、エスノグラフィーにあるとさえ思います」「学んだことをホテルの体験づくりに役立てることができないだろうか。ホテル体験は抽象的な会社の示すコンセプト(「記憶に残る旅の喜び」を顧客に提案するホテルになる)に基づき、新たなホテル体験を創ります。コンセプトにのっとった自分のこだわりの体験を考えることで、概念的なコンセプトの深堀とともに、具体的な体験づくりに生かせるのではないだろうかと考えました」などの声が聞かれました。