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ゲスト講義実施報告 2026春 「デジタルデザイン表現演習」
- 2026年9月
- 学生生活・活動報告
2026年6月25日、myProduct株式会社 Chief Designerである谷口 武司氏を研究科授業「デジタルデザイン表現演習」にてゲストとしてお迎えしました。

インダストリアルデザイナーの谷口氏は、GKデザインでヤマハのオートバイ、スバルで四輪車のデザインを手がけ、現在はメディカルデバイスのデザインに携わっておられます。今回は、豊富な事例を、その背後にあるストーリーとともに惜しげもなく披露してくださりました。それぞれのデザインがどのような意図で生まれたのか、また、プロトタイプが製品化していく中でどのようなプロセスを経て、どう変化していくのか。実際の現場に基づくお話はリアリティにあふれ、大変興味深いものでした。さらに、変化を求めて自ら海外メーカーにポートフォリオを売り込みに行くなど、やりたいことを追求するために積極的に行動を起こしていく姿勢は、学生にとって大きな学びになったと思われます。谷口氏には、秋学期に学部向けの「インダストリアルデザイン論」をご担当いただく予定であり、本学の学生にとって、たいへん有意義な視点を与えてくださるものと期待しています。
完成品ではなく、生のラフスケッチや思考のプロセスそのものを直接見られたことに大きな価値を感じたという声が多く挙がりました。特に工学部出身の学生からは、モノや技術とそれを使う人の双方を考慮する「干渉点のデザイン」という視点に強く共感し、学んだ技術知識を今後も活かしたいという気づきが述べられました。また、ヤマハでの成功に留まらず海外へと挑戦を続けられる姿勢や上昇志向に感銘を受け、自らも新しいツールや海外でのインプットに積極的に取り組みたいという前向きな意欲が広く見られました。「自己をexpandする」という言葉やデザイナーの純粋な憧れを大切にする生き方に共感し、自身のキャリアや働き方を見つめ直す契機になったという感想も複数ありました。さらに「越境」「専門性とは何か」といったテーマをより深く考えたいという知的関心が喚起され、AI時代におけるデザインと専門知の意味を問い直す教育的効果が得られたと考えます。