2006年11月4日 (第2793回)

フットサル業界の動向 ~インターネットの活用

株式会社クラブハウス 代表取締役 本多 克己

 誰でも気軽に楽しめるスポーツとしてフットサルの人気が高まっています。テニスコート程度のピッチ(コート)で1チーム5人でプレーできるため、学校や会社の仲間でチームをつくって楽しむ人も多く、競技人口は150万人と言われています。土日はもちろんのこと、夕方の仕事帰りの時間帯から、深夜まで、年齢、性別を問わず一緒に楽しめることに加え、ウェアやシューズもこれまでのスポーツにない、カジュアル性の高いデザインが多く、人気の一因となっています。

 民間のフットサル専用施設も急増しており、全国で700以上の施設が稼働、現在でも開業ラッシュが続いています。来年には5月にアジア選手権が大阪で開催されるほか、秋には全国リーグも開幕と、さらなる注目度アップが見込まれています。

 ここ10年のフットサルの人気上昇は、ちょうどインターネットの普及と同じタイミングであったこともあり、他のスポーツには見られない新しいメディアとメディアとスポーツの関わりが生まれてきました。フットサルを通して、これからのスポーツの楽しみ方を考えていきたいと思います。