2025年7⽉19⽇(第3430回)
平成と令和の復元⾸⾥城について: 復元根拠の変遷
京都⼤学 ⼤学院⼈間・環境学研究科 名誉教授 伊從 勉
はじめに 首里城の「城」とは中国都市「城市」の京城・皇城(王府城)・宮城のうちの「王府城」相当
1. 琉球の三山グスクの中の首里城:琉球国の明朝入貢と冊封
2. 中山王府城としての首里城略史
[以下、本題の復元根拠の概要の説明に入る]
3. 首里城を詳しく観察した人々:明清朝派遣中山王冊封使たち
4. 首里城跡発掘調査(1985-2018)があきらかにした遺構
5. 戦前指定の国宝建造物「沖縄神社拝殿」関係の現存資料
6. 平成の首里城復元の根拠
7. 令和の再建時に登場した新たな根拠と学術上の課題
おわりに 滅失文化財とその復元の諸課題