2025年8⽉30⽇(第3432回)

無言館と立命館をつなぐもの

立命館大学国際平和ミュージアム 名誉館長 安斎 育郎

 戦没画学生慰霊美術館・無言館と学校法人立命館は2024年、連携強化をめざして新たな提携関係を結びました。無言館の窪島誠一郎館長と講演者(安斎育郎・立命館大学国際平和ミュージアム名誉館長)は、無言館が開設された1997年に知己を得て以来、両館でのさまざまな企画やイベントを通じて親交を深め、現在、講演者は無言館の評議員を務める立場にあります。両館とも、太平洋戦争によって自己実現の道を閉ざされた若者たちの記憶という共通のバックグラウンドをもとに、無言館は画が宇世が遺した「無言の作品に語らせる」ことを通じて、また、国際平和ミュージアムは、平和が突き崩されていった歴史的過程を跡付け、戦争の実態を描き、平和を希求する人々の動きを追うことを仔細に追うことを通じて、戦争とは何かを問いかけています。

 講座では、講演者が窪島誠一郎・無言館館長と交わりながら相互理解を深め、共同の意思を共有していった過程をたどりながら、新たな提携関係を結ぶに至った道筋を語ります。

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