2025年11⽉08⽇(第3435回)
京都小学校校舎の明治・大正・昭和 ―災害からのコンクリート校舎誕生物語―
立命館大学衣笠総合研究機構 教授 大場 修
・この講座では、明治2年、日本で最も早く誕生した京都市中の小学校校舎の発展史をたどります。
・明治期は、木造校舎がどのように出来たのか。公家の屋敷や寺院建築を移築し転用しながら、校舎整備を進めた、京都独自の歴史を探ります。
・大正末期以降、木造校舎からコンクリート校舎への建て替えが進展しますが、その背景には、室戸台風や火災の被災経験がありました。
・学区の人達は、どのようにコンクリート校舎への建て替えを模索し、実行したのか。
・京都で最も早くコンクリート校舎を実現した本能小学校や、室戸台風で多くの児童が犠牲になった西陣小学校などを中心に、その足跡をたどります。
・現在の京都には、たくさんの戦前校舎が残されています。それらがどのように転用され、活用されているのか。小学校校舎のリノベーションの最新事例を紹介します。