2026年4⽉25⽇(第3446回)
「プラットホームとポピュリズム」と政治の変化について
立命館大学国際関係学部 准教授 NATHANIEL M.SMITH
世界的な右派台頭の波は日本にも押し寄せており、参政党のようなSNSを駆使した新興勢力が、「曖昧な共感」を武器に支持を広げている。既存の右派活動とどのように異なり、日本の右傾化は欧米における移民や階級対立とどのように比較できるのか。新ポピュリズムは、「想像上の分断」と「想像上のつながり」によって駆動されており、日本の場合、自民党の求心力低下が生んだ空白を埋める形で新たな保守勢力が台頭してきている。また、社会の分断と同時に、共通の土台としての「プラットフォーム」が、デジタル世界とオフライン世界を新たに結びつける力を持ちつつある。「反グローバル」というスローガンは、グローバル世界との断絶を求めるものではなく、さまざまな変化に取り残された人々の不満と戸惑いの表れである。現代社会の複雑な現実といかに向き合い、我々は「プラットフォームを通してつながり直せるか」を問いかけながら、プラットフォーム・ポピュリズムの時代を考察していく。
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