飛行研究会ダンデライオン 飛行研究会ダンデライオン

団体紹介

飛行研究会ダンデライオンは、1974年創立された熱気球サークルで、2017年7月現在、約30人で活動している。シーズンである9月末~4月ごろの週末は、滋賀県大中エリアで練習し、全国各地の大会やフェスティバルに参加。

フライトは早朝に行われるため、朝日を背にフライトすることができるのが最大の魅力。全国各地、飛べるエリアがあれば車で赴く彼らは、大空に浮かぶ熱気球に青春を込める。

部員紹介

松田遊也さん(理工学部3回生):パイロット

大学2回生のときに新しいことに挑戦してみたいと、飛行研究会ダンデライオンの門をたたいた松田さん。入部後、先輩に「パイロットにならないか?」と誘われ、日本気球連盟が定めた試験に挑み、見事合格。「受験資格をクリアするのも大変でした」と振り返る。今は8月に開催される大会と琵琶湖横断熱気球大会での入賞を目指している。
今までフライトした中で一番印象的な景色を聞いてみると「新潟県でフライトしたとき、一面が雪景色でした」と目を輝かせて答えてくれた。そんな数々の絶景が忘れられず、今も空の世界を楽しんでいる。

岡村晋也さん(生命科学部3回生):クルー(ドライバー)

「空を飛びたい」という漠然とした思いで、入部した岡村さん。「最初のフライトで雲の上まで上昇し、その風景が今でも忘れられません」と熱気球に魅了されたという。
岡村さんの主な役割は、気球の着地地点を予想して車で先回りし、着陸のサポートをすること。「たまにクルーとして気球に乗って空を満喫するのですが、本当に気持ちいいです」と笑顔で話す。全国各地フライトエリアを求めて縦断するのも楽しみという岡村さん。「大学だからこそできる経験を満喫したい」と話してくれた。

シーズンは?

着陸地が畑なので、稲や麦の刈り取りが終わる9月末~4月がシーズンになり、1年の半分以上はフライトできない。(北海道と栃木県の渡良瀬エリアは年中フライト可能。)

パイロットになるのは?

日本気球連盟が発行する「熱気球操縦士技能証」が必要

【受験資格】

  • 満18歳以上
  • 日本気球連盟の正会員
  • 適性試験(健康診断)項目に適合している者
  • 10回以上かつ10時間以上の同乗訓練飛行
  • 同乗訓練飛行において離陸地より対地高度2000ft以上の飛行
  • 1回以上の単独訓練飛行
  • スチューデントパイロット(Pu/t)講習会を受講している者

操縦方法は?

熱気球は、横に動く推進力を持たないので、バーナー操作で球皮内の空気温度を変えて上下します。行きたい方向に吹く風を探し、その風の層に熱気球の高さを合わせて移動する。

何を競う?

気球の競技(タスク)は約20種類あり、定められたエリアや時間の中で「目的地への近さ」「飛行距離の長さ」などを競い、操縦の正確さを競う。
タスクの結果をのこすために、通常「マーカー」と呼ばれる、約10cm四方の砂袋に1mほどのリボンがついたものをターゲット目がけて投下し、マーカーとターゲット中心からの距離が短い人が勝ち!

主な競技の種類は?

JDG(ジャッジ・ディクレアード・ゴール)
競技者は競技本部が決めたターゲットにマーカーを投下する。
FIN(フライ イン)
競技者は自分で離陸地を探しゴールもしくはターゲットにマーカーを投下する。パイロットが選び、競技委員会が指定したゴールを目指す。