Program
一貫制博士課程
▼English summary先端総合学術研究科では、4つのテーマ領域を軸としながら、領域横断的なカリキュラムによる講義・演習から構成されている一貫制博士課程を採用している。
先端総合学術研究科の院生たちは、1、2年次には研究の基礎的な研究力を身につける勉強をしながら、プロジェクト予備演習で、自身の研究テーマごとの基礎的な研究手法を身につけ、超領域実践プロジェクト演習を通して研究プロジェクトの遂行能力を高める。3年次以降には、4つの領域からなる「情報生産プロジェクト」を始点として、様々なプロジェクト研究に参加しながら各々の博士研究を完成させる。
1、2年次に開設されるプロジェクト予備演習は、研究会やプロジェクトの各テーマに密接に関連して、テーマごとの基礎的な研究手法を身につける科目です。プロジェクト予備演習を担当する教員は、研究プロジェクトの一翼を担いつつ、テーマと院生ひとりひとりの問題意識を結びつける役割をもっています。2年次後期には、院生各自が構想してきた博士研究の第一歩として、プロジェクト予備演習で、博士予備論文の仕上げに専念します。博士予備論文の審査を経て、その中身を土台に、博士研究を発展させるとともに、様々な共同研究プロジェクトの一翼を担い、研究会や学外の諸学会等における成果発表を着実に積み重ねていくことになります。
先端総合学術研究科のカリキュラムを支えるのは、人文社会学的視点を中心とする大学院の教育理念です。
2度の大戦を経験したはずの世界がいままた新種の対立を生起させています。21世紀を脱国民国家の時代とする見方がある一方で、持続可能な地球規模の実践や生命倫理にかんする思索は十分な果実を生んでいません。1年次時の選択を必修とした、「コアエシックス」の名を冠する3つの超領域基礎講読演習は、こうした問題群を見渡す視座を構築するためのものであり、それを4つのテーマ(「公共」「生命」「共生」「表象」)が個別に用意する応用講読演習が引き継ぎます。
これらリーディングと並行して開講されるサポート科目は、主として研究成果を発信するスキルを養成するものですが、体系的にカリキュラムに組み込む試みは他に例をみません。そうした発信手法にもよった博士予備論文は、その名のとおり、3年次以降にプロジェクト研究に正式参加するための資格審査の素材となります。
プロジェクトに参加するようになると、節目節目に課される実践的な成果発表がそのまま研究者としての評価につながります。また、このような諸成果が、科目としてのプロジェクトの進行とは厳密には別個の、まさにこの一貫制課程に身をおく学生一人ひとりのプロジェクトの最終成果として、博士論文として結実するのです。
The Graduate School of Core Ethics and Frontier Sciences adopts a consecutive doctoral program starting with the preparatory years (years 1 and 2). Pending acceptance of the preparatory doctoral thesis submitted in year 2, students transition to the second phase of the program, during which they complete their individual PhD projects, while also participating and taking on core roles in collaborative research projects.