君島 東彦(特命教授)

KIMIJIMA, Akihiko

研究指導可能な課程・言語

専門分野・ディシプリン

憲法学、平和学

研究内容

憲法を国際政治学、国際関係論、平和学の視点から考察しています。とりわけ、日本国憲法の平和主義を平和学の視点、東アジアの文脈、NGO活動との関連でとらえなおすこと、グローバルな立憲主義について考察することが課題です。自分自身でNGO活動もしています。また毎年ノーベル平和賞の候補者をノミネートしています。

大学院を目指す方へ

わたしはいま、「世界の諸憲法の平和条項の比較研究」「平和構築と憲法制定に関する研究」を行なっています。これらのテーマは世界の中でも日本でもっとも研究されています。また、「ミリタリーと市民社会(シビリアン、NGO)との対話」もわたしのテーマです。これらのテーマに関心があるみなさんを大歓迎します。

指導修士論文(過去5年)

  • Reviewing the Quasi-Alliance Model between South Korea and Japan in the Age of Uncertainty:
    Impact of Inter-Korea Relations on Security Dynamics in East Asia
  • “Rural Tourism in Nepal: Strengths and Challenges:
    A Case Study of Panauti, Kavrepalanchok, Nepal”
  • THE REINTERPRETATION OF ARTICLE 9 OF THE CONSTITUTION OF JAPAN BASED ON THEORY OF SOCIAL CONTROL OF SOCIAL & DEMOCRATIC STATE OF LAW.
  • Regional Integration Approach to Interethnic Conflicts: The case of Fergana Valley in Kyrgyzstan.

指導博士論文

  • 韓国憲法における平和条項の規範と現実 ―民主化、憲法裁判所、「二つの法体系」論―
  • 世界秩序を構想する学習による平和教育の再構築 ―中等教育におけるカリキュラム開発と実践―
最近のわたしの論文として、「平和憲法の再定義」日本平和学会編『平和を再定義する[平和研究39号]』(早稲田大学出版部、2012年)、「多面体としての憲法九条」市川正人・徐勝編著『現代における人権と平和の法的探求』(日本評論社、2011年)、「グローバルな立憲主義の現段階──NGOのプロジェクトGPPACを契機とする若干の考察」深瀬忠一ほか編『平和憲法の確保と新生』(北海道大学出版会、2008年)などがあります。わたしはいま、日本平和学会第20期理事および渉外委員長をつとめています。
  • 『日本国憲法の「しない」平和主義と「する」平和主義(平和文庫26)』(札幌独立キリスト協会 , 2013)