渡辺 宏彰
WATANABE, Hiroaki Richard
研究指導可能な課程・言語
- japanese|english|
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専門分野・ディシプリン
国際関係、比較政治経済(東アジア/アジア太平洋、ヨーロッパ、アメリカ)
研究内容
私の第1の研究内容は、日本の労働市場改革および不安定雇用の比較政治分析です。特に、どのように、またなぜ、政府が労働市場改革を推し進め、それがどのような社会経済的影響を及ぼしたかを分析しています。第2に、TPPやRCEPなど、アジア太平洋地域における経済統合の政治学的分析を行っています。各国の政府が自由貿易協定を推進する経済的要因だけではなく、政治的要因の分析をします。
研究内容の面白さ
大学卒業後に就職を目指す諸君にとって、不安定雇用の増加は気になるところでしょう。なぜ不安定雇用が存在し、それにどう対応すべきかを、国際比較をとおして政治経済学的に理解することはとても役立ちます。また、なぜ各国政府が自由貿易協定を推進するのかを、国際関係理論を用いて研究することも、どのような政治経済的アクターが、どのような動機でそうするのか理解することにより、国際政治経済の要点を把握できるようになります。
大学院を目指す方へ
比較政治経済、特に日本政治と経済に焦点をあてたもの、および東アジアあるいはアジア太平洋地域における日本の国際関係に興味がある学生を歓迎します。研究するのにあたり、「理論」とその現実へのあてはめの重要性、また新たな理論的、実証的観点を提供することを意図した批判的考察の重要性を強調したいと思います。
指導修士論文(過去5年)
- Observing Weak Political Activism in Japan Using a Psychological Analysis Framework
- HOW HAS VIETNAM’S PUBLIC DIPLOMACY AFFECTED THE WILLINGNESS OF OVERSEAS VIETNAMESE TO ENGAGE IN VIETNAM’S ECONOMIC DEVELOPMENT?