留学で得た気づきを出発点に、社会の中で「当たり前」とされている価値観や制度がジェンダーにどのように影響を与えているのかをゼミで学んでいます。
山元 瑚子 さん
グローバル・スタディーズ専攻 3回生
グローバル・スタディーズ専攻3回生の山元さんに、ゼミでの学びや国際関係学部での学生生活についてお話を伺いました。
立命館大学 国際関係学部を志望した理由を教えてください。
山元高校時代のアメリカ留学が私の進路選択に大きく影響しました。日本人が一人もいない環境で現地の高校に通い、ホームステイをしながら生活する中で、多様な価値観や文化に触れ、自分があたりまえだと考えていたことが普遍的ではないことを実感しました。言語の壁にも苦労しましたが、分からないことをそのままにせず、自ら質問して相手に聞くことを大切にしました。その結果、少しずつ周囲とのコミュニケーションが取れるようになりました。
こうした経験から、異なる価値観がぶつかり合う国際社会について多角的に学びたいと考えるようになり、クラスメイトの半分が海外からの留学生というグローバル・スタディーズ専攻(GS専攻)の環境なら、語学力の向上と異文化理解を深めることができると思い、志望しました。
実際に入学してみると、みんな自分の軸があり、それぞれが自分の意見を主張できる自由な場だと感じました。GS専攻の授業では、ディスカッションベースの講義が多く、自分の意見を伝える力が求められます。高校までの先生の話を聞いてそれを覚える、といった形式ではなく、一人ひとりの発言が重視されます。
多様なバックグラウンドを持った学生が在籍しているので、常に新しい視点や考え方をクラスメイトから学べる点が、GS専攻の最大の特徴だと感じています。

3回生から始まったゼミではどのような活動をしていますか?
山元私は鳥山純子先生のゼミで「ジェンダー論」について、特に、社会の中で「当たり前」とされている価値観や制度がジェンダーにどのように影響を与えているのかを学んでいます。
印象に残っているのは、「男性」「女性」という区分自体が、社会の価値観や規範によって成り立っているという考え、社会構築主義の考えを学んだことです。例えば、「○○国は貧困国である」という言葉も、単なる事実として捉えるのではなく、「なぜそのように思われているのか、認識されているのか」という背景について考えることが大切だとゼミでの学びから気づかされました。
もう一つは、「男性」「女性」という区分がある中で、どのようにすれば排除される人がいなくなるのかについて考えたことです。大阪関西万博でもジェンダーレスのトイレが導入されたことで注目を浴びましたが、ジェンダーのカテゴリー自体をなくすのではなくて、反対にカテゴリーを増やすことで排除される人がいなくなるのではないかという意見交換をしました。
議論では、一人ひとり異なる価値観や自己認識を持っているからこそ、単純に二つの枠組みだけで人類を分類することは難しいと考えるようになりました。正解が一つではないテーマだからこそ、多様な考えを聞きながら議論していく過程が印象に残っています。
山元鳥山先生のゼミでは、日常生活や身近な価値観と深くかかわっている内容が多く、自分自身の考えを見つめ直すきっかけになります。ディスカッションベースのため、ゼミの仲間と意見交換をする機会が多くあります。こうした環境の中で、自分がこれまで考えたことのなかった視点に触れることができますし、同じテーマでも人によっては感じ方や、多様な考え方があることを実感できますし、物事を多角的に考える力が身についたと感じます。一つの正解を見つけるのではなく、なぜそう考えられているのかを考える授業です。
将来の目標を聞かせてください。
山元私は将来、今まで培ってきたコミュニケーション力を強みとして生かせる職業に就きたいと考えています。具体的な進路は未定ですが、国際関係学部で培った語学力や異文化を理解する力、多角的に物事を考える力を使って、人々をつなぐ存在になりたいです。
現在は、TOEICなどの英語能力検定の勉強に励んでいます。日頃から英語に触れる時間を増やすことを意識して継続的な学習に取り組んでいます。継続的な努力を重ねられることが私の強みなので、少しずつ自分の成長につなげていきたいです。
国際関係学部を志望する受験生に対して応援のメッセージをお願いします。
山元国際関係学部の最大の魅力は、個性が豊かな友人を作ることができることです。
受験に向けて大変なことや不安を感じることもあると思いますが、一気に結果を求めるのではなく地道にコツコツと継続できる力が大切だと思います。時にはリラックスをして、できなかったことばかりに目を向けるのではなく、昨日よりも成長できた自分自身をたくさん褒めてあげてください!
国際関係学部で一緒に楽しい大学生活を送りましょう!皆さんに会えるのをお待ちしています。

2026年7月更新
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