赤間 亮 先生(文学部)
2024.05.1
RARAフェロー/アソシエイトフェローお薦め本
『共振するデジタル人文学とデジタルアーカイブ』
鈴木親彦責任編集(勉誠出版、2023)
「アーカイブ」という言葉は、現在では多くの人が使うようになってきた。ところが「デジタルアーカイブ」というと使う人によって意味が違ってくる。また、従来デジタル技術とは距離のあると考えられていた人文学にもデジタル技術導入されてきており、それを従来の人文学に対して、デジタル人文学と呼ぶようになった。本書では、この二つのデジタルに関わる領域の関係について、複数の著者が複眼的に論じている。
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『文化情報学ガイドブック : 情報メディア技術から「人」を探る : デジタル・ヒューマニティーズ 』
赤間亮・他編(勉誠出版、2014)
アート・リサーチセンター(ARC)は、1998年の設立以来、デジタル技術を文化・芸術分野に活用する方法を探求してきた。デジタル・ヒューマニティーズ(DH)という呼称が欧米に使われるようになって、日本で最初にこの言葉を前面に押し出した研究活動を展開したのもARCである。他のDH拠点がテキスト処理から始まっているのに対して、ARCの特徴は、画像・映像・音声・動作を中心的な対象としていることである。世界でも最先端の研究プロジェクトをグローバルCOEという研究者育成プログラムの中で展開したその成果を踏まえ、研究手法の具体例を示したガイドブックである。
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