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堀江 未来 先生(国際教育推進機構)

 


『Basic concepts of intercultural communication : selected readings』
edited by Milton J. Bennett(Intercultural Press、1998年)

異文化コミュニケーションの主要論文を効率よく一通り読みたいなら、この一冊から始めることをお勧めします。古典的かつ影響力の大きな論文が厳選されています。

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『Survival kit for overseas living : for Americans planning to live and work abroad』
L. Robert Kohls(Nicholas Brealey Publishing、2001年)

海外の新しい環境に適応するプロセスは、大小様々な問題解決の連続。ひとつひとつをしっかり乗り越え、結果としてより多くを学び、成長するにはどうしたらいいのか。実践的視点からのヒントが、わかりやすい英語で書かれています。アメリカ人読者を想定している点を念頭において読むといいと思います

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『異文化理解』
青木保著(岩波新書、2001年)

文化人類学者による、「異文化をどう理解するのか」論。筆者自身によるタイ文化の経験に対する深い洞察が興味深いです。異文化を経験するなら、やはりどっぷりと入り込んでみるべきですね。

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『日本人の表現構造 : 公的自己と私的自己・アメリカ人との比較』
D・C・バーンランド著(サイマル出版会、1979年)

日本文化論にもいろいろありますが、日本人とアメリカ人の「自己とその周辺」のあり方を比較の軸としながら、日本人のコミュニケーション上の特徴を細かく分析しています。出版された70年代から比べて日本社会はずいぶん変化しましたが、その特徴の核となるものはここにあるようです。

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『異文化間コミュニケーション : カルチャー・ギャップの理解』
ジョン・コンドン著(サイマル出版会、1980年)

日本に学問としての異文化コミュニケーション論を運んできた学者の一人、コンドン博士の代表的作品です。日本文化にも詳しい筆者が、「文化が異なるとはどういうことか」を様々な視点から深く論じています。

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『異文化とつき合うための心理学』
金沢吉展著(誠信書房、1992年)

異なる文化との出会いは、私たちのアイデンティティにどのような変化をもたらすのか。人間にとっての異文化接触の意味を心理学の視点から分析しています。異文化適応やそれに伴う成長のメカニズムもよくわかります。

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『新訳被抑圧者の教育学』
パウロ・フレイレ著(亜紀書房、2011年)

実践的な識字教育を通じて新しい概念を理解できるようになり、それによって自分と社会のあり方に対して新たな視点を獲得し、自分を縛っているものの存在に気づく。筆者がブラジル東北地方で実際に行った教育実践そのものが興味深いですが、さらに私の中では、異文化体験を通じてのアイデンティティ獲得プロセスと重なってみえます。

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『大学生のための教室英語表現300』
中井俊樹編(アルク、2009年)

日本でも、英語で教える専門科目が履修できる機会が増えました。せっかくそのような授業をとるのなら、積極的に参加しましょう。間違いを恐れて黙っているなんて問題外。とにかく何か声をだしてみましょう。こんな簡単な表現で、いろいろなことができるんです。

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